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受け口は放置しても大丈夫?


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受け口は放置しても大丈夫?

受け口は、下の歯が上の歯より前に出ている状態です。
むし歯や歯周病のように痛みが出るわけではありませんが、噛み合わせの問題や見た目にも
コンプレックスを抱きやすく、さまざまな悪影響を引き起こします。
そのため受け口は、そのまま放置すると心身の両方に負担がかかります。
そこで今回は、受け口を放置した場合についてご紹介します。


受け口を放置すると起きる6つのこと

咀嚼が不十分になる

受け口は前歯で噛むことが難しく、「食べ物を噛みきる」ことが難しい場合があります。
また、歯には1本1本役割があり前歯がきちんと噛めていないことで噛み合わせのバラン
スが悪くなってしまいます。
そうすると十分に咀嚼ができず、消化不良になってしまうことも。
また、しっかり噛むということは脳に刺激を与え認知症の予防効果もあることから早
期に治療をすることが望ましいです。

見た目がコンプレックスになりやすい

下の歯が前に出ていることで、特徴的な顔つきになりやすくコンプレックスになりやす
い歯並びです。
また、思春期など受け口をからかわれて精神的に負担になってしまうこともあります。
口元を気にして口を開けて笑うことができなくなるなど、ストレスを抱えてしまうこと
もあるため、小さい頃に改善した方がよい歯並びです。

発音がしにくくなる

「サ行」や「タ行」が発音しにくくなり、発音が不明瞭になります。
発音は、舌、唇、歯の位置が関係しており、受け口は前歯の位置関係が逆になっているこ
とから発音が悪くなりやすく、話している時に聞き取りにくくなってしまいます。
前歯が噛み合っていないことから、歯にすき間が開いてしまい空気が漏れてしまうこと
が原因と考えられています。

歯に負担がかかる

前歯が噛み合っていないことから、その分ほかの歯に負担がかかります。
強く噛みあっている歯はすり減ってしまったり歯が割れてしまったりするリスクがあ
るため、歯の寿命を縮めることにつながります。

顎に負担がかかり、顎関節症のリスクが高まる

噛み合わせが良くないため、顎にも負担がかかりやすく顎関節症のリスクが高まります。
顎関節症になると顎が開きにくい、口を開けると顎が痛いなどさまざまな不具合につな
がってしまうため早めの対処が必要です。

むし歯や歯周病のリスクが高まる

前歯が噛み合っていないことから、口の中が乾燥しやすくむし歯や歯周病の細菌が繁殖
しやすい環境になりむし歯や歯周病のリスクが高まります。
また、口臭の原因になってしまうことも。
お口の環境を整えるためにも、受け口は早めに改善しましょう。

受け口の治療のタイミングは?

受け口の程度や年齢にもよりますが、上記のデメリットがあることから早めに改善した方
がよい歯並びです。
顎の成長が発達途中のお子さまの場合には顎の成長を促しながら治療ができますので、
早期の相談をおすすめしています。

まとめ

受け口は見た目もコンプレックスになりやすく身体にもさまざまな悪影響を及ぼします。
歯の寿命を縮めてしまう可能性もありますので、早めの治療をおすすめします。
患者さまのお悩みの寄り添ったカウンセリングと治療に努めておりますので、お気軽にご
相談ください。

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