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歯科矯正用アンカースクリューは痛い?メリット・デメリットや注意点とは


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歯列矯正治療において、より効果的な治療をするための重要な選択肢として、歯科矯正用アンカースクリューがあります。「スクリューを顎に埋め込む」と聞くと、痛みや不安を感じる方も多いのではないでしょうか。実際のところ痛みはどうなのか、また、どんなメリット・デメリットがあるのか気になりますよね。この記事では、歯科矯正用アンカースクリューについて、痛みの程度やメリット・デメリット、そして注意点を詳しく解説していきます。


歯科矯正用アンカースクリューとは
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歯科矯正用アンカースクリューは、歯を移動させる際の固定源(アンカー)として使用される小さなチタン製のスクリュー(ネジ)のことです。顎の骨に直接埋め込むことで、効率的な歯の移動を可能にします。スクリューのサイズは通常、直径1.3〜2.0mm、長さ6〜10mm程度と非常に小さく、局所麻酔下で埋め込みます。従来の矯正治療では難しかった歯の移動も、このスクリューを使用することで可能になることがあるのです。

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痛みについて

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「痛そう!」と思われがちなアンカースクリューですが、実際の痛みはそれほど大きくありません。多くの方が気にされる痛みについて、手順別に詳しく説明します。

埋入時

・局所麻酔を使用するため、埋入時の痛みはほとんどありません。
・麻酔の注射時に少し痛みを感じる程度です。麻酔注射の際の痛みは歯科治療と同程度になります。
・処置時間も短く、通常15分程度で終わります。

埋入直後

・麻酔が切れてくると、軽い痛みや違和感を感じることがあります。
・多くの場合、市販の痛み止めで対応できる程度です。
・術後1〜3日程度で落ち着いてきます。1週間程度で違和感もなくなる方が多いです。

痛みの管理

痛みが強い場合は、指定された鎮痛剤を服用し、なるべく刺激を避けた食事を心掛けましょう。冷やすことで痛みを和らげることもありますが、氷を直接患部に当てることは避け、柔らかい布などに包んで使用してください。

使用中

日常生活で痛みを感じることは少ないです。舌や頬の内側が当たって違和感を感じることがありますが、通常1〜2週間程度で慣れてきます。

メリット

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歯科矯正用アンカースクリューには多くのメリットがあります。

① 効果的な歯の移動

歯科矯正用アンカースクリューを用いることで、特定の歯を固定し、他の歯を引っ張ることが可能になります。これにより、従来の矯正法よりも迅速かつ正確に歯を移動させることができます。

・強固な固定源となるため、難しい歯の移動も可能
・より正確な歯の移動が可能になる

② 矯正期間の短縮

従来の方法よりも短期間で治療が完了する場合が多いです。また、特定の歯の動きが制御しやすいため、治療計画が立てやすく、結果として治療期間が短縮されるケースが多々あります。

・効率的な歯の移動により、治療期間が短縮される
・治療計画が立てやすく、無駄な期間が少ない
・負担が軽減される

③ 歯の負担軽減

通常の方法では、隣接する歯を移動させる際に無理な力がかかることがありますが、歯科矯正用アンカースクリューは顎そのものに固定されるため、歯への負担が軽減されます。

・周囲の歯への負担が最小限
・痛みや不快感が少ない
・健康な歯を守ることができる

④ 手術の負担が少ない

局所麻酔で処置が可能で、短時間での治療完了が見込めます。従来の外科的処置と比べて、身体的負担が大幅に軽減されます。

・麻酔は歯科治療と同様で部分麻酔
・短時間で終わる
・日帰りの小手術治療です

⑤ 装置が目立ちにくい

小型で目立ちにくい装置であるため、装着中も見た目に影響を与えにくく、日常生活を自然に過ごすことができます。

・口腔内に小さく収まるため、外観への影響が少ない
・社会生活への支障が最小限

⑥ 治療の選択肢が広がる

従来では難しかった治療方法も選択できるようになり、状態に合わせた最適な治療計画を立てることが可能です。

・本来は外科手術が必要だった症例でも、スクリューで対応できることがある
・より効果的な治療計画を立てることができる

⑦ 抜歯回避の可能性

歯科矯正用アンカースクリューを用いることで、健康な歯を抜く必要がなくなるケースがあります。

・従来なら抜歯が必要だったケースでも、抜歯を回避できる可能性がある
・健康な歯を残せる

⑧ 部分矯正が可能

気になる部分だけを集中的に治療することができ、費用面でも負担を抑えることが可能です。

・気になる部分だけを治療できる
・費用を抑えられる

デメリット

歯茎 埋入 ネジ
もちろん、デメリットもあります。

① 追加の処置が必要

治療が完了した後、歯科矯正用アンカースクリューは取り外す必要があります。この手続きも歯科医師によって行われるため、再度の来院が必要です。

・スクリューの埋入と除去の処置が必要
・それに伴う費用が発生する

② 違和感

アンカースクリューの装着時に痛みを感じる場合があります。インプラント手術後の数日は多少の違和感があるかもしれません。ただし、適切な施術が行われれば、痛みは最小限に抑えられます。

・埋入直後は違和感がある
・舌や頬の内側が当たることがある

③ 感染のリスク

口腔内に異物を入れるため、感染のリスクがあります。適切な口腔ケアと定期的なチェックが必要です。

・適切な口腔衛生管理が必要になる
・まれに炎症を起こすことがある

④ 脱落のリスク

歯科矯正用アンカースクリューは、しっかりと顎骨に固定されますが、まれに緩みや脱落が生じることがあります。このような場合は、再度の埋入処置が必要となる可能性があるのです。

・稀にスクリューが緩んで脱落することがある
・再埋入が必要になる場合がある
・適切な固定力を得るために位置の変更が必要となることもある

注意点

アンカースクリュー TAD 歯列矯正
治療を成功させるためには、以下の点に注意が必要です。

<治療前の注意点>

・全身の健康状態の確認
・骨の状態の確認
・埋入部位の検討
・口腔衛生状態の確認と改善

<治療中・生活上の注意点>

①歯磨きとケア

・歯科矯正用アンカースクリュー周囲を清潔に保つ丁寧な歯磨きが必要
・埋入部位を過度に刺激しない
・歯科医師や歯科衛生士からの指示に従ったケア方法の実施

②食事制限

・施術直後は柔らかいものを選ぶ
・硬い食べ物を避ける

③定期検診

・定期的な通院が必要
・異常がないか確認してもらう

④生活習慣

・喫煙は避ける
・過度の飲酒を控える
・規則正しい生活を心がける

⑤異常時の対応

・異常を感じたら早めに相談
・違和感や痛みが続く場合は早めに受診
・自己判断での対応は避ける

アンカースクリューのお手入れを怠ると、感染や炎症を起こす可能性があります。また、スクリューの寿命が短くなる可能性もあります。そのため、歯科医の指示に従い、適切なケアを行うようにしましょう。上記以外にも、歯科医から特別な指示がある場合は、必ずその指示に従ってください。

【アンカースクリューについてのQ&A】

まとめ
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歯科矯正用アンカースクリューは、現代の矯正治療において非常に有用なツールです。痛みや不安を感じる方も多いかもしれませんが、実際には局所麻酔により痛みを最小限に抑えることができ、治療効果も高い治療法です。ただし、治療の成功には患者さま自身の協力も重要です。適切な口腔衛生管理と、歯科医師の指示に従った生活習慣の維持が必要不可欠となります。もし歯列矯正治療を検討されている方で、歯科矯正用アンカースクリューについて興味をお持ちの場合は、まずは矯正歯科専門医に相談することをおすすめします。あなたに最適な治療法を見つけることができるでしょう。最後に、どのような治療法を選択するにせよ、最終的な目標は健康的で美しい歯並びを手に入れることです。歯科矯正用アンカースクリューは、その目標達成のための有効なオプションの一つとして、検討に値する治療法といえます。歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療で、理想の歯並びを手に入れ、より快適な生活を送れることを願っています。

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