ブログ

良い噛み合わせを保つための方法は?


かみ合わせ 保つ 歯科矯正

歯列矯正終了時には、もっとも噛み合わせが整った良い状態になっています。しかし、その後の過ごし方次第で噛み合わせが崩れてしまう可能性があることをご存知でしょうか。せっかく手に入れた良い状態をできるだけ長く維持したいですよね。ここでは、良い噛み合わせを保つための方法をご紹介します。


良い噛み合わせとは?

かみ合わせ 歯科矯正 矯正歯科
そもそも良い噛み合わせとは、どのような状態をいうのでしょうか。噛み合わせについて4種類のチェックリストを作成したので、参考にしてみてくださいね。

唇の開き具合をチェック

唇 開き 歯列矯正
上下の歯を軽く噛み合わせ、唇を自然に閉じてみてください。

・上下の唇が閉じない(すき間から歯が見える)
・下唇を上の前歯で噛んでしまう
・上唇が下唇に隠れてしまう

上下のバランスをチェック

上下の歯をしっかり噛んだ状態で、左右の人差し指で頬を避けるようにして噛み合わせをみてください。

・上下の歯の間が5mm以上開いているところがある
・上の歯よりも下の歯が外側にある

左右のバランスをチェック

・上下の歯を噛んだ状態で見たとき、上の前歯と下の前歯の真ん中がずれている
・割り箸を横向きにして中央のあたりを前歯で噛んだ時、割り箸が傾いている
・奥歯でカチカチ噛んだとき、左右どちらかが強くあたっている

横顔のバランスをチェック

横顔 Eライン 歯科矯正
・鼻の先と顎の先を直線で結んだとき、唇が直線よりも引っ込んでいたり出っ張っていたりする

以上の条件に該当する場合、噛み合わせに問題があるかもしれません。一見なにも問題がなさそうでも、噛む機能に支障が出ていることもあります。歯並びの見た目だけではなく、噛み合わせのバランスも意識してみましょう。

噛み合わせを悪くする原因

嚙み合わせ 歯科矯正 矯正治療
噛み合わせが悪くなる原因には、先天的なものと後天的なものがあります。遺伝によるものは先天的なものですので、避けることが難しい原因といえます。逆に、生活習慣や癖などによるものは後天的なものとして、改善することも可能です。

先天的な原因

噛み合わせを悪くする先天的な原因には、次のようなものがあります。

・歯の大きさが顎の大きさと合っていない
・骨格の問題でうまく噛むことが困難である

後天的な原因

噛み合わせを悪くする後天的な原因には、次のようなものがあります。

・指しゃぶり
・舌を歯に押し付ける癖がある
・片方でばかり物を噛む
・頬杖を突く
・歯ぎしりやくいしばりをする
・うつ伏せで寝る
・あまり食べ物を噛まずに食事をする
・むし歯や歯周病を放置している
・口呼吸である
・加齢による歯の移動

これらの原因がある場合、噛み合わせが悪くなるだけでなく全身に症状がでる恐れもあります。心当たりのある方は歯科医院で相談するなどして、早めに対処することをおすすめします。

良い噛み合わせを保つための方法

噛み合わせが悪くなると頭痛や肩凝り・胃腸への負担がかかったりと、全身の健康状態にも関係してきます。良い噛み合わせを保つために気を付けたいことをみていきましょう。

まずは理想的な噛み合わせを目指す

良い噛み合わせを保つためには、まず理想的な噛み合わせを目指す必要があります。理想的な噛み合わせを作るには、いくつかの方法が考えられます。

・矯正治療で噛み合わせを整える
・上下が噛み合うように歯を修復する
・詰め物や被せ物の噛み合わせを調整する

それぞれについて、みていきましょう。

【矯正治療で噛み合わせを整える】

矯正器具 歯列矯正 歯科矯正装置

まず矯正治療ですが、噛み合わせを整えるためにはかなり有効な手段といえます。矯正治療は歯並びを整えるイメージが強い方もいらっしゃるかもしれません。しかし実際には、歯並びを整えると同時に噛み合わせも正しい位置へと近づけています。治療方法としては「ワイヤー矯正」「マウスピース型矯正」など、種類がいくつかあります。矯正治療は、はじめに精密な検査を受ける必要があります。矯正治療による噛み合わせの調整をお考えの場合には、歯科医院で相談し、検査を受けてみるとよいでしょう。

《梅田キュア矯正歯科の歯科矯正について詳しくはこちら》

【上下が噛み合うように歯を修復する】

早くに歯が抜けてしまったり、むし歯や歯周病によって歯を失ってしまった場合には、上下が噛み合うように歯を修復する必要があります。失った歯を放置しておくと、周りの歯があいたスペースに移動してきて、噛み合わせが大きく崩れる原因となります。よい噛み合わせを維持するためには、歯を失った部分に歯の代わりとなるものを補うようにしましょう。

【詰め物や被せ物の噛み合わせを調整する】

詰め物や被せ物が高すぎたり低すぎたりすると、噛み合わせに不具合がでてしまいます。高すぎる場合には削って低くすることもできますし、低すぎる場合には新しく作り直して噛み合わせを整えるようにしましょう。古い詰め物や被せ物は、徐々にすり減ったり歪んだりして合わなくなることもありますので、定期的に歯科医院でチェックしてもらうと安心です。

良い噛み合わせを維持する

良い噛み合わせを維持するためには、日常生活で気をつけておきたいことがいくつかあります。

・噛み合わせを悪くする癖を取り除く
・歯ぎしりやくいしばりを治療する
・歯科医院で定期的に検診を受ける

それぞれについて、みていきましょう。

【噛み合わせを悪くする癖を取り除く】

左右均等に噛まなかったり、頬杖をつく癖があったりすると噛み合わせは悪くなりやすいといわれています。普段の舌の位置なども正しい位置に置けているか意識してみましょう。習慣を取り除くことは容易ではありませんが、少しずつでも変化をもたらすよう気を付けてみてください。

【歯ぎしりやくいしばりを治療する】

歯ぎしりやくいしばりは、上下の歯を擦り減らしたり、顎の関節に負担をかけたりします。なるべく日常的に上下の歯が接することのないように意識したり、マウスピースやナイトガードを用いて負担を軽減しましょう。ストレスや精神的な面も影響する場合もありますので、一度歯科医院で相談してみるとよいかもしれません。

【歯科医院で定期的に検診を受ける】

歯科医院で検診を受けることで、気付かないうちに噛み合わせに変化が起きている場合でもいち早く発見することが可能になります。気付かないうちに歯が欠けていたり、詰め物がなくなっていたりすることもあります。定期的な歯科医院での検診は、噛み合わせだけでなくおくちの健康を維持するうえでも重要なことですので、おすすめします。

噛み合わせが悪いとどうなる?

かみ合わせ 食いしばり 矯正治療
噛み合わせが悪いと、どのような影響が現れるのでしょうか。

・顎関節症になりやすい
・肩こりや頭痛を起こしやすい
・顔や身体に歪みがでやすい
・むし歯や歯周病のリスクが高くなる
・歯ぎしりや食いしばりを起こしやすい

噛み合わせは、おくちの中だけでなく全身に影響を及ぼします。噛み合わせが悪いと噛みにくくなったり、噛むたびにさまざまな組織に負担がかかったりして全身の健康までも低下させてしまうリスクもあります。

なんとなく噛み合わせに違和感があったり、心配ごとのある方は歯科医院で相談してみましょう。

まとめ

かみ合わせ 歯科矯正 矯正治療

ここまで良い噛み合わせを保つ方法について、みていきました。セルフチェックすることで、ある程度の状態を知ることはできますが、実際にはもっと複雑に見ていく必要があります。もしも、治療をしないまま放置している歯がある場合は、はやめに歯科医院を受診しましょう。

良い噛み合わせを保つためには、まず理想的な噛み合わせを手に入れること、そしてそれを維持することが大切になってきます。ご自身の噛み合わせを良くしたい・維持したいと思われる方は、是非当院で一度ご相談ください。当院では、矯正治療による噛み合わせの調整も行っております。一緒に理想の噛み合わせを目指していきましょう!

【梅田キュア矯正歯科無料カウンセリング予約はこちらをクリック!!】