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矯正治療を途中でやめたくなったら


矯正装置

「矯正治療をはじめたけれども、痛みに耐えられない」「矯正治療を続けたいけれど、転勤により続けるのが難しい」などの理由で矯正治療を途中でやめたくなったら、どうしたらよいのでしょうか。今回は、当院で矯正治療を途中でやめたくなった場合の対応や矯正治療を始める前の注意事項などを解説します。


矯正治療を途中でやめられるの?


矯正治療は途中でやめたくなった場合は、やめることはできます。矯正歯科によっては、矯正治療中の制度が決められており途中で治療をやめる方への対応も異なります。まずは、当院で矯正治療を途中でやめたくなった場合の対応を紹介します。

返金制度


矯正装置を取り付けてから、2ヶ月以内に矯正治療を続けることが難しくなった場合は、返金対応を行っています。矯正治療を続けるのが難しくなる理由は、以下が挙げられます。
・引っ越し
・転勤
・留学
・妊娠
・矯正治療中の痛み
・治療費の支払いができない
患者様によって理由はさまざまですが、矯正治療を途中でやめたくなることはあるかもしれません。途中で矯正治療をやめるかもしれない可能性があるため、事前に矯正歯科に返金制度を確認しておくことが大切です。当院では、初回検査料・装置作成料・すでに行った調整費用などを除いて矯正費用をご返金いたします。

矯正装置の変更


矯正装置によっては、矯正治療を続けるのが難しいケースもまれにあります。たとえば、歯に固定するワイヤー矯正であれば「歯に痛みがある」「食事がしっかりとれるの?」などの心配があるかもしれません。表側の矯正装置を用いた矯正治療で今後治療を続けることが難しいと感じられたときには、裏側矯正(舌側矯正)やマウスピース型矯正などの他の矯正装置に変更していただくことが可能です。治療で使用する装置の変更がある場合は、当院では治療内容の差額をお返ししております。もしくは変更後の装置の方が費用はかかる場合は追加でいただく場合がございますのでご了承ください。

グループ内の転院制度


転勤や引っ越しなどにより矯正治療を当院で続けることが難しくなった場合には、矯正治療をあきらめてやめる必要はありません。当院では全国に展開している矯正歯科グループへの転院制度をご利用していただけます。
梅田キュア矯正歯科では、以下のグループクリニックに転院していただけます。

【関東圏の5院】

・渋谷矯正歯科
・横浜駅前歯科・矯正歯科
・池袋駅前歯科・矯正歯科
・新宿歯科・矯正歯科
・東京八重洲キュア矯正歯科

【九州の2院】

・博多矯正歯科KITTE博多院
・天神歯科・矯正歯科

【北海道・東北2院】

・札幌キュア矯正歯科
・仙台キュア矯正歯科

グループクリニックであるため、矯正治療の精密検査の情報・治療計画・治療の内容は、クリニックの歯科医師間で引き継ぎをスムーズに行うことが可能です。そのため転院したクリニックでも同等の治療を受けていただくことができます。また、転院の場合は引き続き治療を受けていただくことでの追加費用はいただいておりません。グループクリニックであることで全国どこであっても安心して治療を最後まで受けていただけるようにサポートいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

矯正治療を途中でやめるリスク

矯正治療を途中でやめることはできますが、お口の中はもちろん経済的にも負担がかかる可能性があります。矯正治療をやめる前にこのようなデメリットもしっかり確認しておきましょう。

後戻り


歯並びが悪い場合に矯正治療をはじめると思いますが、矯正治療をやめるということは悪い歯並びをそのままにすることと同等です。たとえば、矯正治療が半年進んでいたとしても途中で治療をやめてしまえば、悪い歯並びのままであることには変わりません。悪い歯並びを矯正治療で途中まで改善しても、装置を外してしまえば歯並びは元の悪い歯並びに後戻りしようと動くことがあるのです。

歯並びと噛み合わせの悪化


歯並びと噛み合わせを改善している途中で矯正装置を外してしまうと、歯並びが後戻りするばかりかより悪化するリスクが考えられます。たとえば、矯正治療で前から数えて4もしくは5番目の歯を抜いたとします。この抜歯により空いたスペースに歯を動かして歯並びや噛み合わせを改善するのですが、スペースが埋まるまえに矯正治療を中断したらスペースはそのままです。そして、隣り合う歯が傾いたり、上下の歯が伸びてきたりして歯並びや噛み合わせは矯正治療をはじめる前よりも悪くなることがあります。他にも、噛み合わせが悪いままで過ごすと一部の歯や歯を支えている顎の骨にも負担がかかることがあります。その結果、歯が破折したり顎の筋肉に痛みが出たり、などの2次被害も考えられます。

むし歯や歯周病になりやすい


歯並びや噛み合わせが悪いまま放置してしまうと、むし歯や歯周病になるリスクが高まります。歯並びが悪いと歯に食べかすが詰まりやすく、清掃不良になりやすいです。食べかすの中で細菌が増殖して歯垢が作られます。歯垢の中にはむし歯や歯周病の細菌も存在しており、お口のトラブルを引き起こすことがあります。このようなリスクを回避するためには、矯正治療を続行して歯磨きのしやすいお口の環境に整えること、もしくはセルフケアの技術を高めることが大切です。

お金と時間が無駄になる


矯正治療を途中でやめることになれば、これまで矯正治療にかかった費用や時間が無駄になることがあります。せっかく矯正治療をしたのであれば、最後まで治療を終えない限りよい歯並びと噛み合わせを手に入れることはできません。もちろん、歯科医院によっては今後の矯正治療にかかる費用は戻るかもしれませんが、これまでの治療が無駄になるリスクも覚えておきましょう。

矯正治療をはじめる前の注意事項

矯正治療を最後まで続けるためには、矯正治療をはじめる前に、矯正治療中や治療後のトラブルのことも考えておかなくてはなりません。

矯正歯科の選択

矯正治療を受ける歯科医院は患者様が自由に選択することができます。そのため、矯正歯科の選択はとても重要です。矯正歯科のHPで事前に調べることはもちろん、歯科医師やスタッフとの相性や医療機器の充実、矯正装置の種類など総合的に考えるべきです。矯正治療は約2年と患者様にとっては長い期間と感じる方もいらっしゃいます。他の治療とは異なり通院回数や費用も高く、本当に最後まで自分で決めた歯科医院に通院できるかどうかはとても大切です。

制度の確認


もちろん矯正治療をはじめるときは誰しも途中でやめることは考えていないと思います。しかし万が一のことを考えて、返金や転院の制度があるかどうかを事前に確認しておくとよいでしょう。

カウンセリングをする


矯正治療をはじめる前に納得いくまでカウンセリングができる環境かどうかを確認しましょう。もし矯正治療の計画に疑問があれば違う歯科医院で意見を聞く「セカンドオピニオン」を受けることも可能です。

自分に合う矯正方法を見つける

矯正装置を選択するときは、メリットだけではなくデメリットも確認することが大切です。歯科医院によっては、取り扱う矯正装置が少なく選択できないこともあります。当院では「表側矯正」「裏側矯正(舌側矯正)」「マウスピース型矯正」などの治療方法を選択することが可能です。また、装置の変更もできますのでお気軽にお声かけ下さい。他にも骨格的な問題がある歯並びの場合は、外科手術を提携している医療機関で受けていただくこともできますので、あきらめずにご相談にお越しください。

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