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歯列矯正で輪郭が変わる?顔が変わりやすい人の特徴を紹介


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口元は顔の印象を大きく変えるといわれています。歯列矯正をすると、歯並びやかみ合わせは整いますが、顔にも変化が出る場合もあります。元の歯並びの症状が歯並びの不正の種類によっても変わりやすさが異なります。そこで今回は、歯列矯正で輪郭が変わるのか?顔の変わりやすい人の特徴をご紹介します。


歯列矯正で起きる可能性がある変化

横顔 Eライン 矯正後変化

・Eライン(横顔のライン)

横顔の美しさを表す指標として、Eラインがあります。鼻先から顎先まで一直線に結んだラインで、そのラインの内側に口元があると美しいとされています。ただし、日本人は鼻が低い傾向にあるため、このライン上に触れる程度でも良いでしょう。このラインよりはみ出ていると、口元が出ている状態になります。矯正治療をする際には、歯並びやかみ合わせはもちろんこのEラインも整うように矯正治療を行います。特に出っ歯や受け口など、口元が出る歯並びの場合は、矯正治療前と後では横顔のラインが変化しやすくなります。

・スマイルライン

スマイルラインとは、笑った時に見える歯の先端を結んだラインのことです。ゆるやかなカーブを描いていると女性らしい印象に、真っすぐのラインは男性的な印象を受けやすいと考えられています。歯並びが凸凹していると、このスマイルラインもガタガタしてしまいます。歯列矯正をすると歯並びが正しい位置になるため、スマイルラインも整います。

・フェイスライン

かみ合わせが悪く、一部の筋肉に過緊張が起きると咬筋が過剰に発達することがあります。そうすると、エラが張ったように見えることがあり、フェイスラインに影響が出る場合も。歯列矯正をすることでかみ合わせが整い、筋肉のバランスも良くなります。そうすると、しっかり噛むことができて、フェイスラインもすっきりして見えるでしょう。

・口が閉じられるようになる

出っ歯や受け口などの前歯が出ている歯並びは、口が閉じにくい傾向になります。口が開いたままになると、口呼吸になりやすく、様々なデメリットがあります。口呼吸は、口の中が乾燥しやすく唾液の働きが弱くなってしまいます。唾液には、抗菌作用や汚れを流す作用、歯の再石灰化を促進する働きなどがありますが、この効果が少なくなります。また、鼻呼吸をすると鼻毛がウイルスをブロックする働きがありますが、口呼吸の場合にはウイルスがそのまま侵入します。そうすると、感染症のリスクが高くなります。歯列矯正で歯並びが改善すると、今まで閉じにくかった唇が閉じることができるようになり、口呼吸が改善しやすくなります。

顔の変化が起きやすい歯並び

矯正するべき歯 症例 歯列矯正

・受け口

受け口は、下の歯が上の歯を覆っている状態です。下の歯が、前に傾いている場合や下顎が過成長して上下の顎がアンバランスな場合に受け口になることがあります。上下のかみ合わせが反対になるため、反対咬合ともいわれ、横顔が特徴的です。骨格性の受け口の場合には、外科矯正が必要なケースがありますが、歯並びが原因の受け口のケースは、歯列矯正をすることで横顔やフェイスラインの変化が出やすいでしょう。

・出っ歯

出っ歯は、上の前歯が出ている状態や上の顎が前に出ています。口元が前に出ているため、口ゴボといわれることもあります。上の歯が前に傾斜しているケースも多く、唇が閉じにくくなり、ぽかんと開いていることも少なくありません。無理に口を閉じようとすると、口元にしわが寄ってしまったり、鼻の下の部分が伸びて見えてしまったりすることもあります。歯並びが原因の出っ歯は、歯列矯正をすることで口が閉じやすくなり、口元も自然な状態になります。出っ歯も横顔のEラインが気になりやすいですが、矯正治療をすることでEラインも改善します。

・叢生

叢生は、歯並びが凸凹している状態で、日本人で一番多い歯並びです。犬歯が前に出ている「八重歯」も叢生の歯並びになります。顎が小さく、歯列におさまらなかったことが原因や顎に対して歯が大きいことなどが考えられます。歯並びが凸凹しているため、かみ合わせが強くなったり、きちんとかみ合わせていなかったりすることがあります。叢生は正面から見た時に口元の印象に影響します。歯並び整うと、清潔感のある印象になりやすいでしょう。

輪郭以外にも起きる変化

綺麗な歯 矯正後の変化 審美的変化

・審美的に見た目が整う

歯並びが整うと口元はすっきりとした印象になります。欧米では、日本より口元の管理が大切と考えられていて、予防や矯正を積極的に受ける方が多いです。歯並びが整っていることはステータスの1つとして考えられています。日本でも歯並びが整うと、口元や笑顔に自信が持てるようになります。

・むし歯や歯周病のリスクが軽減する

歯並びが悪いと、歯が重なり合っている部分に汚れが残ってしまいがちです。その部分は歯ブラシも当てりにくく、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。歯列矯正をして歯並びが整うと、歯ブラシが当たりやすくなり、毎日のセルフケアがしやすくなります。また、矯正中は調整で定期的に通院しますが、その間に汚れが残っている部分の歯ブラシの当て方などを確認して、正しいセルフケア方法を身につけることができます。口内環境をきれいな状態で維持しやすくなるため、歯の寿命を長持ちさせることにつながります。

・咀嚼機能の向上

歯列矯正でかみ合わせのバランスが整うと、咀嚼効率が上がります。また、しっかり噛むことができるようになるため、唾液の分泌を促します。唾液には、汚れを洗い流す働きや歯の再石灰化を促進する働きなどがあり、細菌が増殖するのを防ぐ効果があります。また、咀嚼機能がアップすると、歯や歯周組織に負担がかかりにくくなり歯を健康に維持できる可能性が高くなります。

歯列矯正の種類

ワイヤー矯正 リンガル矯正 ラビアル矯正

・ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯にブラケットとワイヤーを使って矯正力をかけて歯を動かす方法です。

表側矯正

表側矯正は、歯の表側にブラケットとワイヤーをつけて歯を動かす方法です。歴史があり、多くの歯科医院で行われています。また、大幅に歯を動かす症例にも対応しており、幅広い歯並びに適用されます。以前は金属の装置が主流だったため、矯正中の装置が目立ってしまいましたが、白や透明の審美ブラケットやワイヤーを選択できるようになりました。

裏側矯正

裏側矯正は、歯の裏側に矯正装置をつける方法で、矯正中の装置の見た目がほとんど分かりにくい方法です。矯正の装置の見た目が気になる方におすすめです。歯の内側から力をかけるため、出っ歯や受け口などの内側に歯を動かす歯並びを得意としています。

・マウスピース型矯正
マウスピース矯正 MP 矯正装置

マウスピース型矯正は、口の中をスキャンして透明のマウスピースを作製して、段階的に形の違うマウスピースに交換して歯を動かす方法です。取り外しができるため、食事や歯磨きを今まで通り行うことができます。また、薄い透明のマウスピースを使用するため、装着している時も目立ちにくい矯正です。ただし、1日20~22時間の装着が必要で、外している時間が長くなってしまうと治療計画通りに歯が動かないため、きちんと装着時間を守ってつけていただく自己管理が必要です。

【まとめ】

綺麗な歯 矯正後 綺麗な歯並び
歯列矯正は口元の印象が変わることがあります。特に出っ歯や受け口、叢生は横顔の印象やスマイルラインの変化で大きく印象が変わることがあります。歯並びだけでなく、口元の印象が気になっている方はぜひ1度お気軽にご相談ください。

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