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歯並びが悪いと口角が下がる!?原因と対処法


口角下がる 原因 歯列矯正

口角が下がっていると、老けて見えるだけでなく、不機嫌な印象を与えてしまいます。反対に、口角が上がっていると、顔の印象が良くなるといわれています。口元の印象は顔の印象を大きく変えるため、口角が下がる原因と対処法を知って、口元の印象を変えましょう。


口角が下がる原因とは

口角 口角下がる 歯列矯正

日常の生活習慣

・口呼吸

呼吸をする時は、鼻で呼吸をする鼻呼吸が正しいのですが、口呼吸をしていると様々なデメリットがあります。口がぽかんと開きやすくなるため、口周りに筋力が低下します。このことから、口呼吸をし続けていると、口角が下がりやすくなります。口呼吸は、出っ歯や受け口などの歯並びの悪さが原因で引き起こされることがあります。口を閉じようとしても閉じにくいため、口呼吸になります。その他には、鼻の疾患の影響で口呼吸になる場合があります。慢性的な鼻つまりなどに悩まされている方は耳鼻科の受診をおすすめします。

・爪かみ

前歯で爪を噛むくせは、前歯が出やすく、口角も下がりやすくなります。爪かみが習慣化すると、歯並びの不正にもつながるため、早めに改善した方が良い悪習癖です。

・舌で歯を押すくせ

安静にしている時の舌の正しい位置は、上顎の少し出ている部分です。この部分に軽く触れている状態が正しいのですが、舌が下がっていると、舌で歯を押したり、下がってしまったりする場合があります。そうすると、歯を押してしまい、口が開きやすくなります。その結果、口周りに筋力が低下して口角が下がりやすくなります。

・咀嚼が足りない

しっかり噛むことで口周りに筋力が発達します。反対にあまり咀嚼しないで食べる習慣がついていると、口周りに筋力が低下してしまいます。咀嚼しない原因として、むし歯や歯周病などのトラブルで噛みにくい場合や噛み合わせのバランスが崩れているため、あまり噛まずに食べている可能性があります。むし歯や歯周病の症状が出ている時は、かなり悪化していることも多く、早めに改善が必要な状態です。大切な歯をできるだけ維持するために、早めに治療をしましょう。

噛み合わせのバランスが崩れていると、しっかり噛めないだけでなく、顎や歯に負担がかかってしまうこともあります。そうすると、口周りが緊張しやすく、肩や首などの不具合が出てしまうことも。噛み合わせからほかの部分に不具合が出ることはめずらしいことではなく、咬合関連痛といわれ、改善が必要な状態です。噛み合わせのバランスを整えるためには、矯正治療が必要になります。

・姿勢の悪さ

パソコンやスマホを長時間見ている方に多いのですが、長時間下を向く姿勢は顔が下に引っ張られやすく、口角が下がる傾向になります。

歯並びの悪さ

歯並びと口角が下がることは、つながりが無いようで関係があります。出っ歯や受け口などの口元が前に出ている歯並びは、唇が閉じにくくなります。そうすると、口を閉じようとして口周りの筋肉が緊張してしまい、口角が下がる原因になります。

表情筋や加齢の影響によるもの

口周りにはいくつかの筋肉があります。口元の表情に影響がある筋肉は、加齢や使わないことで少しずつ衰えてきます。たるみやほうれい線もこれらの筋肉が関係しています。表情筋は、笑う時や会話をする時に使用されるため、コミュニュケーションが少ない場合、口周りの筋力は少しずつ衰えていきます。また、肌のハリが失われていることも口角を下げる原因に一つになります。口周りの筋力が低下すると、口元がたるんで老けた印象に見られやすいでしょう。

口角を上げる方法

口角 あげる方法 歯科矯正
歯並びの悪さから口角が下がっている場合には、歯並びを改善する矯正治療が必要です。

矯正治療
歯科矯正 歯列矯正 矯正装置

・ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は歴史のある矯正方法で、多くの矯正歯科で治療ができます。

表側矯正

表側矯正は、ワイヤー矯正の1つで、歯の表面にブラケット装置とワイヤーを用いて歯を動かす方法です。大幅に歯を動かす症例にも対応していることが多く、多くの方が表側矯正の適用になります。以前は金属の装置が主流だったため、金属の装置の見た目が気になる事がありましたが、装置の見た目が気になる方には、白や透明の審美ブラケットやワイヤーが選択できるようになりました。

表側矯正は、矯正方法の中でも比較的費用を抑えて治療ができます。

裏側矯正(舌側矯正)

裏側矯正(舌側矯正)は、歯の裏側に矯正装置をつけて歯を動かす方法です。装置が歯の裏側につくため、周りの方から装置がほとんど見えない方法で、矯正中の装置の見た目が気になる方におすすめの方法です。歯の裏側につける分、歯科医師の技術力が必要な矯正方法ですが、当院では数多くの裏側矯正の治療をしていますので、お気軽にご相談ください。

マウスピース型矯正

形の違うマウスピースに交換しながら歯並びを整える方法です。透明の薄いマウスピースを使用するため、マウスピースをつけている時も目立ちにくい治療です。また、取り外しができるため、食事や歯磨きを矯正前と同じように行うことができます。その分、自己管理が必要な治療で、1日20~22時間の装着が必要ですが、外している時間が長くなってしまうとマウスピースが合わなくなったり、作りなおしをしなければいけなかったりすることもあります。

口周りのトレーニングをする

口周り トレーニング 口角
・舌回しのトレーニングをする

STEP1 上の前歯の表側の歯ぐきに舌をつける
STEP2 ゆっくり歯ぐきをなぞって一周する
STEP3 反対にゆっくり歯ぐきをなぞって一周する
STEP4 右回りと左周りをそれぞれ10回ずつ行う

・割りばしを使ったトレーニングをする

STEP1 割りばしを横にして奥歯で噛みます
STEP2 割りばしを加えたまま、口をイーっと横にして口角を上げます

この状態で30秒程度キープします

STEP3  STEP2を3回程度繰り返します

・表情筋のトレーニング

STEP1 両方の頬に空気を入れて膨らまし10秒キープする
STEP2 右側だけに空気を入れて膨らまし、10秒キープする
STEP3 左側だけに空気を入れて膨らまし、10秒キープする
STEP4  STEP1~STEP3まで繰り返し、5セット行う。

口角が下がりやすいくせを改善する

横向き寝 うつ伏せ寝 口角下がる
口角が下がりやすいくせは、歯並びが悪くなるくせと共通している場合が多いでしょう。

・歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは無意識に行っていることも多く、非常に強い力がかかっていることもあります。気づかないうちに体重以上の強い力がかかっていることも。歯や顎に負担がかかるだけでなく、噛み合わせのバランスが崩れてしまうこともあります。そうすると、しっかり噛むことが難しくなり、口周りの筋力の低下につながります。歯ぎしりや食いしばりは、寝ている時にしていることも多く、その場合自分で改善が難しいため、歯や顎の負担を軽減するマウスピースを作製しましょう。寝る時にマウスピースをして寝ると、歯ぎしりや食いしばりの強い力から歯を守ってくれます。

・横向き寝・うつぶせ寝

横向き寝やうつぶせ寝も習慣化していると、一方から力がかかっているため、歯並びの不正につながります。寝ている時は意識することが難しいですが、寝付く時の姿勢は上を向いた姿勢が良いでしょう。そのほかには、先にお話しした口角が下がりやすいくせの「口呼吸」「爪かみ」「猫背」「舌で歯を押すくせ」なども改善しましょう。自分で改善が難しい場合は、歯科医院に相談してみましょう。

【まとめ】

歯並びが悪いとしっかり噛むことができず、口周りの筋力が低下しやすくなります。また、口が閉じにくいと口角が下がりやすくなります。口角が下がっていると不機嫌に見えたり、老けた印象を与えてしまったりするため、口角を上げるために矯正治療やトレーニングがおすすめです。矯正治療は、歯並びも整うため、口元の自信が持てます。当院は数多くの矯正治療を行っていますので、お気軽にご相談ください。

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