ブログ

受け口になりやすい寝方とは?


受け口

下の歯が前方に出ている「受け口」は、遺伝だけではなく後天的な理由でも引き起こされます。後天的な理由のひとつとして挙げられるのが、寝方です。今回は、受け口の特長や原因、受け口になりやすい寝方、治療方法を紹介します。


受け口の特長


受け口は、上の前歯よりも下の歯が唇側に出ている状態をいいます。専門用語では下顎前突と呼ばれており、下の顎が大きくて上の顎とのバランスが崩れている状態でも引き起ります。よく「しゃくれ」と混同される方もいらっしゃいますが、受け口としゃくれの違いは上下の噛み合わせにあります。しゃくれの場合は下の顎先が前方にそり出している状態で上下の噛み合わせは正常です。受け口の場合は、下の顎が出ているように見えようと見えまいと上下の噛み合わせが反対になっている状態です。そのため、受け口の他にも反対咬合とも呼ばれます。

受け口の原因

受け口の原因は、先天的なものと後天的なものが挙げられます。

【先天的な原因】


受け口になるのは遺伝が2割程度といわれています。
両親が受け口であるとお子様も受け口になるリスクが高まるといえますね。
・下の顎が大きい
・下の歯が大きい
など顎や歯の大きさや形が遺伝することで受け口が引き起こされます。

【後天的な原因】

後天的な理由は、
・指しゃぶり
・爪噛み
・上の唇を噛む癖
・下顎をずらして噛む癖
・猫背
・寝方
などが挙げられます。

いままで歯並びがよかったのに年齢を重ねるにつれて受け口になった方は、癖や生活習慣の乱れを疑いましょう。指しゃぶりや爪噛み、上唇を噛む癖がある方は、徐々に下の歯が前方に押し出されて受け口になることがあります。
また、下顎をずらして食事したり、生活したりしていると、上下の顎の位置関係が崩れてしまい受け口になるリスクが高まります。他にも猫背の方は下顎が下方に引っ張られるため、しっかり歯や唇を閉じているのが難しくなるため、下の歯が前方に傾斜することや下の顎が前方にずれる可能性があるのです。さらに、就寝時の寝方に問題がある場合も受け口になるリスクがありますので、ここからは寝方について詳しくみてみましょう。

受け口になりやすい寝方

それでは、就寝時の寝方で受け口になりやすい状態をみてみましょう。
受け口になりやすい寝方は、以下が挙げられます。

・うつぶせ寝
・横向き寝

顔を布団や枕に付けて寝る「うつ伏せ寝」もしくは、左右どちらかの頬を布団や枕に付けて寝る「横向き」の寝方は、受け口になるリスクを高めます。理由は、顔を下や横向きにすると顎に負担がかかり、かみ合わせにも影響を与えるリスクが高くなるからといわれています。「寝方で受け口になるなんて大袈裟では?」と思われるかもしれませんが、寝方が癖付いていると毎日繰り返されて、徐々に歯並びに悪影響を及ぼす可能性があるのです。たとえば、以下のような状態が続けば悪い姿勢で寝ている可能性が高いです。

・顎が疲れている
・顎が開けにくい
・お口周りがだるい
このような状態を放置しておくと、受け口になるリスクが高まることはもちろん顎関節症や歯ぎしりなどのトラブルを見過ごす可能性があるため早めに歯科医院を受診しましょう。
万が一、歯ぎしりや食いしばりにより顎に負担がかかっているのであれば、専用のマウスピースを装着していただきます。美しいお口元はもちろん、身体の健康を保つためには寝方を改善することも大切です。

歯並びに悪影響を与えにくい寝方

歯並びに悪影響を与えにくいのは、仰向けです。仰向けとは顔や身体を天井に向けて、背中に布団が付く状態をいいます。仰向けで眠ることは、受け口になることを防止することはもちろん身体にもよい寝方といわれていますよ。仰向けで寝ると以下のようなメリットが得られます。

・身体への圧を分散できる
・血液のめぐりが滞りにくい

仰向けで寝ると身体の一部に無駄な圧力がかかりにくいため、楽な姿勢といえます。うつ伏せや横向きで寝る方は、顔や背中など一部に負担がかかり起きたときに「身体が重い」「しっかり寝れなかった」と感じることも。
また、身体がまっすぐではないと、腰や肩などがねじれたりして寝ているにも関わらず余計な筋肉を使用している場合もあります。仰向けで寝ると身体に均等に圧力が分散されてリラックスしやすい状態になり、睡眠の質を高めてくれます。次に、血液の循環をよくすることも考えられます。うつ伏せや横向きで寝る方は、身体の一部に負担がかかることでその周辺の血管が圧迫されることがありますよね。そうなると、血液の循環が滞り起床時にむくみを感じたり、血栓の原因になったりすることがあります。しかし、仰向けで寝る方は一部の血管に圧力がかかり続けることがなくなり、血液の循環にも問題がありません。受け口になることを防止することはもちろん、身体の健康によい影響を与えてくれるといえます。理由は、血液の循環がよいと血液によって身体全体に酸素や栄養素が届きやすくなるからです。1日の中でも睡眠している時間は長く、身体を修復したり、回復したりする大切な時間に、酸素や栄養素が届くことはとても大切だとわかりますね。仰向けで寝ることが慣れないうちは、掛布団や枕などを使用して仰向けで寝やすい環境を作ってみましょう。

受け口の治療

受け口になった場合は放置しておいても自然によくなることはほとんどありません。そのため受け口の治療を矯正歯科で受けられることが大切です。

表側矯正

表側矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる四角い矯正装置を貼り付けてワイヤーを通すことで歯並びを整える方法です。ワイヤーは3週間に1回のペースで歯科医院にて交換することで、約2年前後で治療が終えられます。当院ではできるだけ目立ちにくい矯正を提供するために、ブラケットは一般的に広く知られている金属ではなく白や透明の素材を利用しています。費用を抑えて受け口を改善したい方は、表側矯正がおすすめですよ。

裏側矯正

裏側矯正は、歯の裏側にブラケットを貼り付けてワイヤーを通して歯並びを整える方法です。ワイヤー交換は表側と同様に3週間に1回のペースで交換し、約2年前後で治療が終えられます。
裏側矯正で利用するブラケットは、カスタムメイドで製作するため当院ではデジタルスキャンにより歯並びの状態をデータ化します。デジタルスキャンで歯並びを確認できるため、粘土のような歯型を取る素材が苦手な方も安心して治療が進められますよ。また、裏側矯正装置は表から見えにくいため矯正治療を人に気付かれたくない方にお勧めです。

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正は、透明の矯正用のトレーを歯に装着することで徐々に歯並びを整える方法です。マウスピース型のトレーも当院ではデジタルスキャンのデータを基に製作します。そのため、患者様にぴったりで違和感の少ない矯正装置を精密に製作することが可能です。また、デジタルスキャンにより矯正治療前・治療中・治療後の歯並びの状態をシミュレーションすることができるため、安心して治療が進められるのもポイントです。マウスピース型矯正のトレーは2週間に1回くらいのペースで交換していただき、食事や歯磨き以外の時間は装着していただく必要があります。ご自分でトレーを管理するため、自己管理ができる方におすすめの矯正治療方法です。トレーを装着しているときも透明なので他人に気付かれにくく、取り外しができるのがポイントです。

歯列矯正に興味がある方、気になっている方もぜひ一度梅田キュア矯正歯科の無料カウンセリングにお越しください。梅田キュア矯正歯科では、患者さまの悩みに寄り添いながら、お一人お一人に合った治療方法を提案させていただきます。無料カウンセリングはWEBまたはお電話にてご予約お承りしております(*´ω`*)心よりご来院お待ちしております!!

0120-067-600 24時間受付
WEB予約