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歯並びと睡眠の関係とは?


歯列矯正 睡眠の質 向上

「最近しっかり眠れていない」「起床時にお口のなかの乾燥や顎の痛みを感じる」とお悩みではありませんか?歯並びは睡眠の質を左右する要因であり、問題がみられる場合は早めの改善がおすすめです。自然に整うことはありませんので、気になる方は一度当院までご相談ください。こちらのページでは、歯並びの崩れが睡眠の質を悪くする理由や歯列矯正で睡眠の質がどう変化するのかについて分かりやすくまとめました。お悩みの方はぜひご参考ください。


歯並びの崩れは睡眠の質を悪くする!その理由は?

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歯並びが崩れていることで起こるトラブルは、睡眠の質を悪くする傾向にあります。どのようなトラブルがおこるかを理由も含めてくわしくみていきましょう。

口呼吸が習慣化しやすくなる

歯並びが悪いと口呼吸になるリスクが高まります。口呼吸はさらに歯並びが悪くなる原因で、そのほかにも「唾液が乾燥して虫歯や歯周病のリスクが高まる」「外気が喉に直接届くことで風邪が引きやすくなる」などのデメリットがあるので鼻呼吸にするのがおすすめです。

いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)のリスクが高まる

口呼吸は、いびきや睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まる原因でもあります。とくに睡眠時無呼吸症候群は場合によっては命の危険もあるため注意が必要です。起床時に疲れが取れた感じがしないという方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。睡眠中の状態をチェックするために録音や専用のアプリを使う方も増えていますので、まだの方はぜひこの機会にお試しください。

歯ぎしりをする可能性が高くなる

歯並びの崩れは心身のストレスを増加させる傾向にあります。また、口周りの筋肉の負担のバランスが崩れやすく、その結果筋緊張につながるケースが珍しくありません。心身のストレスや筋緊張の影響によって歯ぎしりがおこると睡眠の質が悪くなるだけでなく、歯にヒビや破折といったトラブルがおこったり顎関節症のリスクも上がる傾向にあるため注意しましょう。

自律神経が乱れやすくなる

心身のストレスや口周りの筋緊張は、自律神経が乱れる原因の一つです。自律神経の乱れは睡眠の質を悪くし、その結果さらに心身のストレスがたまるため悪循環となります。

歯列矯正をすると睡眠の質は向上する?

睡眠の質 向上 歯並び
歯列矯正で歯並びや噛み合わせを整えることは、全身の健康に良い影響をもたらします。睡眠の質が向上することも分かっており、その理由として以下の点が挙げられます。

歯並びが整うことで口呼吸につながりにくくなる

歯並びが整うことで唇を自然に閉じることができ、その結果口呼吸につながりにくくなります。もともと口呼吸がある場合は癖になっているケースも多く、歯列矯正のみでは改善が難しいこともあるので注意が必要です。鼻呼吸を意識して過ごすことで癖を改善できます。

噛み合わせが整うことで口周りの負担が最小限になる

噛み合わせが整って全体でバランスよく噛めるようになると、使用する筋肉の負担が均等になり、筋緊張がおこりにくくなります。歯や顎関節への負担も最小限になるため、余計なトラブルにつながるリスクも抑えられます。

見た目に自信が持てることで精神的なストレスの低下に役立つ

歯列矯正を希望する多くの方が「見た目の変化」を求めており、なかには歯並びが悪いことで対人関係に悩む方や仕事への支障を感じている方も少なくありません。美しい歯並びになるとお顔の見た目に自信が持てるようになり、精神的なストレスの低下が期待できます。

ナイトガードと歯列矯正はどちらがメリットが多いのか

ナイトガード ワイヤー 比較
睡眠時に使用するマウスピースをナイトガードといいます。歯ぎしりや下顎の位置を安定させて舌が後ろに流れるのを防ぐ効果が期待でき、歯科医院で型取りをしてから1~2週間で受け取ることが可能です。

一方で歯列矯正は数か月~数年かかる治療であるため、すぐにできる対処法とはいえません。しかし、歯列矯正をして歯並びや噛み合わせが整った状態は、睡眠の質が向上するだけでなく虫歯や歯周病のリスク低下、見た目に自信がもてる、胃腸障害の予防、首・肩の負担軽減、姿勢の崩れ防止など多くのメリットが期待できるため、全身の健康が維持しやすくなります。

歯列矯正で使用する各装置の特徴について

歯列矯正で使用する装置は、歯並びや患者様の管理能力によって異なります。各装置の特徴を事前に理解しておくことで、よりスムーズな治療につながりやすくなるでしょう。

ワイヤー矯正(表側矯正)

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歯の表面にブラケットとよばれる装置を貼り付けて、ワイヤーをとおして歯並びを整える方法です。

1本1本の歯に装置がつくため調整がしやすく、軽度から重度まで幅広い症例に対応できます。昔はすべての歯に金属製のブラケットを使用していましたが、最近では目につきやすい前歯部を目立ちにくい白や透明なタイプに変えられる歯科医院も増えてきました。装置の厚み分唇が盛り上がる傾向にあるため、前歯が前方に出ている場合は少し注意が必要です。

【表側(ラビアル)矯正について詳しくはこちらをクリック】

裏側矯正(舌側矯正)

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ワイヤー矯正の一種で、歯の裏面に装置を貼り付けて歯並びを整える方法です。

正面から装置が見えにくいためお顔の印象が変わりにくく、装置の厚みで唇が盛り上がる心配がありません。舌に装置が当たって一時的に発音や滑舌が悪くなることがあるため、接客業や話す機会の多いお仕事をされている方はその点に注意しましょう。また、表側矯正よりも高い知識やスキルが求められる治療法であることから、受けられる歯科医院が限られています。引っ越しの予定がある方は、裏側矯正(舌側矯正)の治療を継続できるよう早めに転院先を見つけておきましょう。

【裏側(リンガル)矯正について詳しくはこちらをクリック】

ハーフリンガル矯正

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ワイヤー矯正の一種で、笑ったときに目につきやすい上顎を裏側矯正(舌側矯正)で、下顎を表側矯正で行う方法です。

両方の欠点を改良したもので、上下顎裏側矯正(舌側矯正)で行うよりも費用を抑えられるというメリットもあります。基本的に裏側矯正(舌側矯正)を取り扱っている歯科医院でしか受けられません。

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マウスピース型矯正

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マウスピース型の装置を定期的に交換して歯並びを整える方法です。

装置が透明で目立ちにくく、取り外しが可能なため食事やお手入れを今までどおり行えます。歯列全体を覆うタイプの装置を使用するため、ワイヤー矯正にくらべて微調整に時間がかかるほか、1日20時間の装着が必要です。自己管理が苦手な方にはワイヤー矯正をおすすめします。

【マウスピース矯正について詳しくはこちらをクリック】

適切な治療法を決定するには精密検査が必要

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お口の状態や患者様の管理能力によって適切な治療法(装置の種類)は異なります。お口の状態を正確に把握するには、カウンセリング後に行う精密検査が必須です。

精密検査では、主にお口のなかやお顔の写真撮影、型取り、各種レントゲン撮影を行います。最適な治療法だけでなく治療に必要な費用や期間なども検査後に分かりますが、検査をしたらかならず治療にすすむわけではありません。決定するのはあくまで患者様ですのでご安心ください。

「計画的に治療を始めたい」という方にも精密検査はおすすめです。

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歯列矯正で歯並びを整えて睡眠の質を上げよう

睡眠の質が悪いと日常生活に支障をきたしやすいほか、心身のストレスが溜まって歯ぎしりや食いしばりをしやすくなり、その結果歯並びの崩れや顎関節症につながることがあります。歯並びの崩れや顎関節症は全身の健康を維持しにくくなる原因ですので、早期治療や予防を心がけましょう。

当院では、歯並びの状態や原因、患者様の管理能力などをみて適切な治療法をご提案しております。精密検査のご予約も承っておりますので、お気軽にご連絡ください。

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