キュッと上に上がった口角は、明るいイメージで好感が持てますよね。笑顔もより素敵になりますし、周りの人にも良い印象を与えます。反対に口角が下がっていると、怒った印象や不機嫌な印象になりやすく、あまり良いイメージではありません。できれば上向きの口角でありたいものですが、歯並びや習慣などが関係して、口角が下がっ
てしまうことがあります。例えば、出っ歯の場合です。なぜ出っ歯だと口角が下がってしまうのでしょうか。今回は「出っ歯と口角の関係についてや口角を上げる方法」について詳しくご紹介していきます。
目次
口角が下がってしまうのはなぜ?
一般的に、笑った時には無意識に口角が上がりますが、中には笑っているはずなのに口角が下がったままになってしまう方がいます。そのために自分の笑顔に自信を失くし、思いきり笑えなくなってしまったとしたら、それはとても悲しいことです。笑いたい場面なのに怒っているように相手に見えているとしたら、人間関係にも悪い影響を及ぼしかねません。このように笑顔や人に与える印象を大きく左右する口角を上げるのは、口周りにある「大頬骨筋肉」と「口角挙筋」という筋肉です。そのため、口周りの筋肉が衰えると口角も下がりがちになってしまいます。また、歯並びが影響していることもあります。
口角を下げる5つの原因とは
口角を下げてしまう具体的な原因には、どのようなものがあるのでしょうか。次に、5つの原因をあげていきます。現在口角の下がりが気になっている方はもちろん、素敵な笑顔を手に入れたい方もぜひご覧になってみてくださいね。
歯並び(出っ歯)
出っ歯は「歯が前に出ている状態」のことを指しますが、それによって口角が下がってしまうことがあります。まずは単純に「口元が盛り上がったように前に出ることにより、口角が下がって見えがちになる」ということです。さらに歯が前に出ていることによって口を閉じにくくなってしまい、無意識のうちに口が開いたままになりやすいことも関係しています。次の項でもお話しますが、口が開いたままになっていると口周りの筋肉が衰えやすくなります。
口呼吸などの日常的な癖
先にお伝えした通り「口呼吸」なども口周りの筋肉を衰えさせてしまう原因の1つです。口周りには多くの筋肉がありますが、そのうち唇を囲むようにしてある「口輪筋」は、口を開けたり閉じたりする役目を果たしています。しかし口呼吸で口を開いた状態が続くと、この口輪筋が弱くなってしまうのです。
鼻炎などから口呼吸になってしまう場合もありますが、歯並びや癖などからなることもあるため注意しましょう。口呼吸は他にも様々な悪影響を及ぼします。もし鼻炎のある場合には、耳鼻咽喉科などでの早めに治療を受けるようにしてください。
柔らかいものばかり食べる、良く噛まないなどの食習慣
柔らかいものばかり食べていたり、あまり噛まずに飲み込んでしまう食習慣も口周りの筋肉の衰えを招きます。現代の食習慣では、ファストフードや洋食など柔らかい食べ物も日常的に摂取するようになり、しっかりと噛む回数が減っています。日常的に歯ごたえのある食材を取り入れ、良く噛む習慣をつけましょう。しっかり噛むことは唾液の分泌を促し、虫歯や歯周病予防にも役立ちます。
悪い姿勢
姿勢が悪いことも、口角が下がる原因に繋がります。もしあなたが猫背だとしたら、顔がうつむきがちになっているのではないでしょうか。顔がうつむいた状態になると、口角を下げる筋肉「口角下制筋(こうかくかせいきん)」と繋がっている首の筋肉「広頚筋(こうけいきん)」が縮んでしまうため、下に引っ張られてしまい、口角も上がりにくくなってしまうのです。加えて姿勢が悪い状態は、顔のたるみや口周りの筋肉の衰えも引き起こします。心当たりのある方は、改善するようにしましょう。
加齢
口周りに限らずいえることですが、歳を重ねるにつれ筋力は低下していくものです。何もしないでいると、口周りの筋肉も衰え、口角が下がってしまいます。
上向きの口角を手に入れるためにできること
ここまで口角が下がってしまう原因をお伝えしてきましたが、思い当たるものはありましたか?この項では、口角を上げるためにできることをいくつかご紹介していきます。自分でできることや早速今日から取り入れられることもありますので、ぜひ参考にしてください。
歯列矯正で歯並びを整える
出っ歯などの歯並びが原因で口角が下がってしまっている場合には、歯列矯正をすることで改善できるかもしれません。歯列矯正をすると、歯並びがきれいになるため見た目のコンプレックスも解消されますし、笑顔に自信が持てるようになります。また口呼吸の改善や、虫歯・歯周病の予防効果も期待できるでしょう。
歯列矯正には、ワイヤー矯正・裏側矯正・マウスピース矯正などの種類がありますが、患者さまのご希望や歯並びの状態によって適した方法は異なります。ご興味のある方は、一度歯科医院で相談してみてください。
口元に影響するような癖をやめる
毎日の生活の中で、無意識にしてしまっている悪い癖を正すことも大切です。口呼吸の他にも爪や唇を噛む癖や、舌の癖などがある場合は、口角を下げてしまうだけではなく歯並びを悪化させる原因にもなります。できるだけ早くやめるように心がけてください。また歯列矯正で歯並びを整えた場合でも、上記のような癖があるとまた歯並びが悪くなってしまいます。歯列矯正を行う際は、一緒に改善していきましょう。
良く噛んで食べる
柔らかいものばかりではなく、噛みごたえのある食べ物も摂取するようにしましょう。硬いものを噛む時以外にも、1回につき30回を目安に良く噛むことが大事です。さらに片方の歯だけで噛んでいると、筋肉のバランスが崩れて左右の口角の高さに差が生じてしまうこともあります。左右の歯でバランス良く噛むことを意識しましょう。
姿勢を正す
姿勢が悪いと、歯並びや顎関節症、腰痛や消化器への負担などの様々な問題を引き起こします。猫背や足を組むなどは避け、正しい姿勢を保つように心がけてください。
表情筋を動かすことを意識する
表情筋や口周りの筋肉を、しっかり使うようにしましょう。豊かな表情は表情筋への良い刺激になります。たくさん話したり、良く笑ったりするだけでも、口角が上がりやすくなりますので、意識してみると良いですよ。反対に日常生活の中で話す機会が少なかったり、無表情なことが多いと、口周りの筋肉も衰えてしまいますので気をつけてください。顔ヨガや舌トレなど、口周りの筋肉を鍛えるトレーニングもおすすめです。
歯並びを整えて素敵な笑顔に
今回は「出っ歯と口角の関係についてや口角を上げる方法」についてお話しました。口角が下がってしまう主な原因は、出っ歯などの歯並びが関係している場合と、口周りの筋
肉の衰えによって引き起こされている場合です。歯並びが原因であれば、歯列矯正をして歯並びを整えないと、口角を上向きにすることは難しいかもしれません。歯列矯正には時間も費用も必要になりますが、見た目が良くなる以外にも多くのメリットを得ることができるのも事実です。出っ歯をはじめとした歯並びが気になっていらっしゃる方は、ぜひ一度ご相談ください。
当院では、歯並びにお悩みのある方や矯正治療をご検討中の方に向けて、無料相談の機会を設けております。患者さまのお悩みや歯並びの状態に合った治療方法を、メリット・デメリットを含めて詳しくご説明いたします。無料相談を利用したからといって、必ず治療をしなければいけないわけではないのでご安心ください。気になることがある方は、どうぞ気軽にお声がけいただけたらと思います。
歯列矯正に興味がある方、気になっている方はぜひ一度梅田キュア矯正歯科の無料カウンセリングにお越しください。梅田キュア矯正歯科では、患者さまの悩みに寄り添いながら、お一人お一人に合った治療方法を提案させていただきます。無料カウンセリングはWEBまたはお電話にてご予約お承りしております(^^)/~~~
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