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前歯がV字になってしまう原因とMFTについて


前歯がV字になってしまう原因とMFTについて

「前歯が尖っている感じがする」と気になっていませんか?歯列のズレは歯並びだけでなく、口周りの癖が原因となっているケースも少なくありません。美しい歯列にするには根本的な原因を解決することが大切です。こちらのページでは、前歯がV字になる原因と改善や予防に役立つMFT治療についてくわしくまとめました。お悩みの方はぜひご参考ください。


前歯がV字になってしまう主な原因は「口周りの癖」
口周りの癖があると、歯並びが崩れるリスクが高まります。前歯がV字になりやすい癖は以下のとおりです。

舌突出癖

舌を前に出す癖です。お口を大きく開けた状態で行う場合は歯に影響しませんが、多くの場合押し出した舌が前歯にあたるため、歯が前方に傾斜してV字になります。

咬唇癖

唇を噛む癖です。前歯の間に唇が挟まることで内側から外側に圧がかかり、歯並びが崩れます。服やタオルなどを噛んだまま前に引っ張る癖も、同じような影響をもたらすため注意が必要です。

低位舌

通常、お口を閉じているときの舌の先端は、上の前歯の根元あたりに位置しています。前歯の裏側に位置している状態を低位舌といい、内側から圧がかかるためV字のリスクが上がります。

口呼吸

口呼吸はほかの癖とくらべると影響が少ないと思われがちですが、1日に何度も繰り返される呼吸だからこそ改善が難しく、長く続けば大きな影響をもたらします。
前歯がV字になるだけでなく、お口のなかが乾燥することでむし歯や歯周病、口臭のリスクも上がるため、早めの改善がおすすめです。

矯正治療で歯並びを治しても、口周りの癖が残ったままでは再び崩れてしまう可能性があります。再治療が必要になれば費用や時間もその分かかるため、当院ではメインの矯正治療とは別にMFT治療をご提案しております。

舌癖や口周りの筋肉のバランスを改善するMFT

MFT治療は、舌癖や口周りの筋肉のバランスを改善するための治療法で、トレーニングの一種です。特別な装置をはめたり痛みを感じたりすることはないため、小さい子でも挑戦しやすく、遊び感覚でできることから続けやすさもかね揃えています。具体的にどのような効果が得られるのかをみていきましょう。

舌を正しい位置に誘導する

間違った位置に舌があると、歯並びが崩れやすくなるだけでなく、発音や嚥下(飲み込む動作)に支障をきたす場合があります。
口周りの筋肉や舌を鍛えることで、舌が正しい位置に誘導され、V字や発音障害の予防に役立ちます。

「噛む」「飲み込む」に必要な筋肉を鍛える

全体でバランスよく噛むと、表情筋の負担のバランスがとれてお顔の印象が左右対称になります。飲み込むときにも筋肉を使うため、トレーニングを行えば誤嚥(飲み込んだものが胃ではなく肺に入ること)によるトラブルのリスクも抑えることが可能です。「噛む」「飲み込む」という動作は、生きていくうえで重要なものですので、ぜひご家族全員でMFT治療のトレーニングを習慣化しましょう。

MFTは矯正治療にどんな影響をもたらすのか

矯正治療とMFT治療は、合わせて行うことで以下の効果が期待できます。矯正治療が円滑に進む口周りの癖があったり、筋肉のバランスが崩れていたりすると、歯が計画通りに動かない場合があります。その分治療期間が延びてしまい、患者様の負担が大きくなるケースも少なくありません。MFT治療を行うことで「予想外な歯の動き」がなくなり、無駄のないスムーズな治療につながります。

後戻り予防につながる

舌癖や筋肉のバランスが崩れているなど問題がある場合、それらを改善しないで歯並びを治しても、高い確率で後戻りがおこります。理由は、もともとの歯並びが問題がある環境で作られたものだからです。MFT治療を行って環境を改善することで、後戻り予防に役立ちます。

MFTをマスターするまでの期間や難易度は?

MFTのトレーニングはとくに難しいものではないため、毎日行えば慣れるまでに時間はかかりません。口周りの筋肉が弱ければそれだけ疲れを感じやすいですが、鍛えるうちに楽に続けられるようになっていきます。早めにマスターできるようぜひ習慣化してください。

MFTで癖やバランスを改善して美しい歯列を手に入れよう

MFT治療は、お口周りの癖や筋肉のバランスを改善するためのトレーニング治療です。歯を削ったり痛みを感じたりすることはなく、早く始めればそれだけお口の環境を早く整えることができます。前歯のV字だけでなく、発音障害や誤嚥、口呼吸などの改善・予防にも役立ちますので、ぜひご家族全員で習慣化しましょう。
MFT治療が気になるという方は、お気軽に当院までご相談ください。

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