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インビザラインってどんな治療法?治せない歯並びはある ?治療前に知っておきたい基礎知識


インビザライン マウスピース矯正 矯正治療

皆様、こんにちは。北大阪茶屋町ビル4階にある【梅田キュア矯正歯科】です。当院ではインビザラインによる歯並びの治療も行っています。「インビザラインってどんな治療なの?」と気になっている方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、インビザラインの特徴や治療方法、治せない歯並びや難しいケースを解説します。


インビザラインとは?

インビザライン マウスピース矯正 矯正装置

インビザラインとは、アメリカのアライン・テクノロジー社が開発したマウスピース型矯正の種類のひとつです。マウスピース型矯正にはメーカーがさまざまあり、梅田キュア矯正歯科ではインビザラインを採用しています。インビザラインは1997年から独自技術の研究と改良を続けています。世界で1500万人を超える患者様がインビザラインによる治療を受けられており、症例数も
多いのが特徴です。

※(2023年3月時点における「インビザライン・システム」および「インビザライン Goシステム」の合計)

 

インビザラインの治療方法

マウスピース型 歯科矯正 インビザライン

それでは次にインビザラインの治療方法をみていきましょう。

カウンセリング

梅田キュア矯正歯科では、歯並びが気になる患者様にはカウンセリングの時間を設けています。カウンセリングでは歯並びのお悩みはもちろん、全身疾患の有無やライフスタイルなど詳しくお伺いすることがあります。

精密検査

矯正治療を前向きにご検討いただける患者様には精密検査を行います。精密検査では、歯並びの写真、通常のレントゲン撮影、骨格や頭の骨まで映すことができるセファログラムの撮影、歯の型取りなどを行います。インビザラインで治療を進めたい方は、歯の型取りはデジタルスキャンで行うため患者様の負担が軽減します。

治療計画のご提案

カウンセリングや精密検査をもとに治療計画を立て、詳しい流れや治療期間をご説明させていただきます。インビザラインではデジタルデータを見ながら説明を受けることが可能です。デジタルデータでは、治療前の歯並びはもちろん治療中や治療終了時の歯並びを目で見て確かめることができます。そのため、治療のゴールが明確になり患者様のモチベーションを保つことにもつながります。歯並びの状態を事前に確認してから矯正治療を開始できることもメリットですよ。

インビザラインのお渡し

矯正治療の計画にご同意いただけましたら、いよいよインビザラインを製作いたします。インビザラインのマウスピース型のトレーは治療開始時から治療終了時まで一度に製作されますので少しお時間をいただいております。インビザラインのマウスピース型のトレーが完成しましたら、矯正歯科に通院いただき装置をお渡しいたします。歯を効率よく動かすために歯の表面にゴマ粒程度の樹脂を数カ所付けることがあります。マウスピース型のトレーにもくぼみがあり、装置を装着したときに歯を動かしたい方向に力をかけることができるのです。

通院

治療が開始したら、はじめのうちは歯の動きや装置の取り扱いを確認するために通院の間隔はせまいこともありますが、問題なければ通院の間隔は広くなり1~3ヶ月程度です。マウスピース型矯正(インビザライン)の特徴のひとつとして通院の間隔が広いことがメリットとして挙げられます。ワイヤー矯正は、3~6週間に1回のペースで通院するためマウスピース型矯正の方が続けやすい方もいらっしゃいます。
通院日には、計画通り歯が動いているか、樹脂が取れていないか、装置が破損していないかなどをチェックします。そして、新しいマウスピース型のトレーを数ヶ月まとめてお渡ししますのでご自宅で大切に保管してください。基本的には食事と歯磨き以外の時間は装置を装着していただき、10~14日くらいで次の新しい装置に交換していただきます。

保定期間

インビザラインの装置の枚数は歯並びの状態により個人差があります。梅田キュア矯正歯科では2~3年の治療期間が平均的で、通院は9~39回です。歯並びが整ったら装置を外すのですが、よい歯並びを安定させるために保定期間を設けいています。治療期間に加えて半年くらいが保定期間の目安で、この期間は保定装置という取り外し式のマウスピース型のトレーを装着いただきます。インビザラインのトレーとは異なり、装着時間は歯科医師の判断によります。

【インビザラインについて詳しくはこちらをクリック!】

インビザラインで治せない歯並びはあるの?

重度の受け口 重度の叢生 重度の出っ歯
インビザラインで治せない歯並びはあります。以下のような歯並びの場合は、他の矯正装置をご提案させていただくことがあります。

重度の出っ歯

重度の出っ歯の場合はインビザラインで治せない可能性があります。そもそも出っ歯とは、上の歯が唇側に傾斜したり、上の顎が大きすぎたりすることが原因で上下の前歯の間に4mm以上の隙間ができた歯並びのことです。出っ歯は矯正歯科では上顎前突という悪い歯並びに分類されて、インビザラインで治すことはできないケースがあります。骨格的な問題がある場合や、抜歯が必要になるケースは外科手術やワイヤー矯正の方が向いている場合もあるのでじっくり計画しましょう。

重度の受け口

重度の受け口の場合はインビザラインでは治すことが難しいケースがあります。受け口とは下の歯が唇側に傾斜したり、下の顎が大きすぎたりすることが原因で上下の噛み合わせが反対になっている歯並びです。そのため反対咬合や下顎前突という悪い歯並びに分類されます。骨格的な問題があるケースや抜歯をして大きく歯を移動させるケースは向いていないことがあります。

重度の叢生

重度の叢生(そうせい)の場合もインビザラインで治せないことがあります。叢生とは、歯と歯が重なり合ったり歯が捻じれたりしてガタガタに並んだ歯並びのことです。重度になるとワイヤー矯正の方が向いていることも。

インビザラインで治すのが難しいケース

インプラント インビザライン 歯周病

インビザラインで治すのが難しいケースは歯並び以外にもあります。

インプラントがある

重度の不正咬合(悪い歯並び)ではなくても1本でもインプラントが埋入されていたらインビザラインで歯並びを整えるのは向いていません。インプラントとは顎の骨にインプラント体(人工歯根)を手術により埋め込み、その上に土台をたててセラミックの被せ物を装着した修復物です。そのため、インビザラインで人工歯根ごと動かすのインプラントの破損にもつながりかねません。インプラントがある方もしくはこれからインプラント治療を考えている方はカウンセリング時にお伝えいただけますと治療計画をスムーズに立てられます。

歯周病が進行している

インビザラインをはじめワイヤー矯正でも歯にゆるやかな力を加えながら並べる矯正治療では、歯や顎の骨の健康状態がよいことが前提で進めています。そのため歯周病が進行している方は、矯正治療前に歯周病治療を開始しておきましょう。歯周病は歯ぐきの腫れや出血などの炎症からはじまり、進行すると歯を支えている顎の骨が溶かされてしまう恐ろしい病気です。最悪の場合は歯がぐらぐらして抜け落ちてしまうこともあるため、このような状態では矯正治療を開始することは困難です。

まとめ

インビザラインは、取り外しができて目立ちにくいため気になっている方も多くいらっしゃいます。しかし、歯並びによっては向いていないケースもありますのでお気軽にカウンセリング時にご質問ください。もちろんインビザラインで治せない歯並びと判断された場合であっても、梅田キュア矯正歯科では表側矯正や裏側矯正(舌側矯正)、ハーフリンガル矯正、部分矯正などさまざまな矯正治療の方法から選択することができますのでご安心ください。

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