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受け口でむし歯治療が難しくなることがある?


C0、虫歯

受け口は特徴的な見た目なので、コンプレックスになってしまうことも少なくありません。また、受け口をそのまま放置していると、さまざまなデメリットがあります。その中で、むし歯治療をする際にも悪影響を及ぼすことがあります。そこで今回は、受け口とむし歯治療の関係について詳しくご紹介します。


受け口とは?

受け口とは、下の歯が前に出ている状態で「反対咬合」ともいわれます。通常は、上の前歯が下の前が覆っているのですが、反対になっているため、見た目が気になってしまうことも少なくありません。また、噛み合わせのバランスも崩れているので、さまざまな悪影響があります。

受け口のデメリット

・虫歯や歯周病になりやすい

受け口の状態は、前歯がきちんと噛み合っていないため、お口の中が乾燥しやすくなります。そうすると、唾液の働きが弱くなってしまい、むし歯菌や歯周病菌が増殖して、リスクが高まります。また、細菌が増えると、口臭を引き起こしてしまうこともあるのです。

・顎関節症のリスクが高くなる

噛み合わせのバランスが崩れていると、特定の歯に強く当たってしまったり、顎の関節に負担をかけてしまったりすることも。顎関節症の初期の症状は、顎から音が鳴る、口が開きにくいなどの症状ですが、噛み合わせが悪いまま放置していると、口を開けると痛みが出る、顎関節が変形するなどの不具合が出てきます。顎関節が変形してしまうと手術が必要になるため、早めの治療が大切です。

・食事が食べにくい

前歯がきちんと噛み合っていないため、食事の際に食べ物をかみ切りにくくなります。そうすると、奥歯でかみ切ったり、あまりよく噛まないうちに食べてしまったりすること
で胃腸に負担がかかってしまうことも考えられます。

受け口はむし歯治療がしにくいの?

受け口は、お口の中が乾燥しやすく、むし歯のリスクも高い歯並びです。それだけでなく、むし歯治療をする際にもデメリットがありますので、ご紹介します。

・噛み合わせのバランスを調整しにくい

むし歯治療をする際には、詰め物や被せ物をします。詰め物の場合には、削る範囲も狭く、噛み合わせのバランスもそれほど変わりませんが、大きなむし歯の際にむし歯を削って被せ物をすると、噛み合わせにも影響がある場合があります。むし歯治療の時に、元の状態が噛み合わせのバランスが悪いと、噛み合わせの位置を決定する際に噛み合わせの調整が難しいです。

・舌の位置が下がっている

受け口の方に多く見られるのが、舌が下がっている状態です。舌の正しい位置は、上顎の少し出ている部分ですが、受け口の方は口が閉じにくいため、口呼吸の傾向が強いです。口呼吸をしていると、舌の筋力が低下して、正しい位置につかずに下がってしまいます。特に下の歯の奥歯を治療する時に、舌がだらんと下がっていると、歯を削る時に削りにくい場合があります。そのほか、舌が下がっていると、歯を押してしまい、歯並びがさらに悪くなってしまうことも。舌が正しい位置につけることが大切です。ただし、歯並びのバランスが悪く、口が閉じにくいため、口呼吸から舌が下がっているケースもあります。その場合には、早めに治療をすることをおすすめします。

むし歯の大きさで治療法が違うの?

どうしてむし歯になるの?
むし歯はむし歯菌による細菌感染症です。むし歯菌は糖分をエサに歯を溶かしてしまいます。ただし、唾液には歯を修復する再石灰化の効果があります。お口の中の糖分が少ない状態だと、再石灰化をして歯を修復しますが、頻繁に糖分がある状態になると、再石灰化が追い付かず、むし歯で歯を溶かしてしまうのです。

むし歯の進行度合い

・C0  初期むし歯


エナメル質の表面が一部溶かされて、つやがなくなったり、白く濁ったりする状態です。
まだ、穴が開いていないので、治療はせず、経過観察をします。
歯の再石灰化を促すため、定期的にフッ素塗布をしましょう。

【症状】
この段階では自覚症状はありません。

・C1 エナメル質のむし歯


歯の表面のエナメル質の一部が溶かされている状態です。歯と歯の間や奥歯の溝の部分にできやすいです。表面のむし歯の部分を除去して、白い詰め物の治療が多くなります。

【症状】
痛みなどの自覚症状はほとんどありません。
見た目は白くざらざらしていたり、黒っぽくなってきたりする場合もあります。

・C2 象牙質のむし歯


エナメル質の中の象牙質までむし歯が進行しています。まだ、神経まで達していない状態で、むし歯の大きさによって白い詰め物か部分的な被せ物の治療を行います。

【症状】
冷たい物や甘い物がしみることがあります。

・C3 神経にまで達したむし歯

むし歯が大きく広がり、神経まで達した状態です。この状態になると、神経の処置が必要になります。そのため、根の内部を消毒する治療も必要になり、その後土台を立てて、全体的な被せ物の治療をします。
※根を消毒する治療は、中の状態にもよりますが、数回治療が必要です。また、その後土台を立てて、被せ物の型取りをして被せ物をつけるため、5~10回程度通院が必要なケースが多くなります。

【症状】
神経にまで炎症が広がっているため、強い痛みを伴います。冷たい物だけでなく、熱い物もしみるようになります。

・C4 歯の大部分がむし歯になって、根だけ残っているむし歯

歯の大部分がむし歯になっています。根の先に膿がたまっていることもあり、歯周組織にも炎症が起きていることがあります。この段階になると、歯を残すことが難しくなります。

【症状】
神経が死んでいることが多く、痛みを感じなくなってきます。根の先が細菌感染して、炎症が起きていると、強い痛みを伴うことがあります。対処法はあるの?

定期検診

むし歯は、自覚症状が少なく、いつの間にか進行していることも少なくありません。痛みを感じた時には、大きく歯を削らなければいけないことも多いです。その状態にならないように、定期的に検診を受けて、「むし歯予防」をすることが大切です。
お口の中をクリーニングして、患者さまに合ったセルフケア方法をお伝えします。定期検診でむし歯予防をすることで、お口の健康も保ちやすくなります。

矯正治療

受け口は、むし歯のリスクが高く、噛み合わせのバランスも崩れているため、早めに治療した方がよい歯並びです。そのまま放置していても、改善することはないため、矯正治療が必要です。歯並びの程度にもよりますが、受け口の多くがワイヤー矯正で治療をします。また、骨格性で重度の受け口の方は外科矯正が必要な場合もあります。患者さまの歯並びの程度によって、矯正方法が異なることもあるため、まずは一度カウンセリングでご相談ください。
カウンセリングでは、矯正の疑問の解決や患者さまの歯並びに対応している矯正方法のお話などをいたします。気になることは解消してから、矯正をスタートしますので、お気軽にご相談ください。

【まとめ】

受け口の方は、むし歯になりやすい傾向があり、むし歯治療のしにくい傾向になります。そのため、むし歯にならないように予防することが大切です。また、むし歯のリスクも高いため、受け口を改善するために矯正治療もおすすめしています。もし、むし歯治療が必要になった時もむし歯治療がしやすいですし、審美的な見た目の改善だけでなく、噛み合わせのバランスも整えることができます。当院では、受け口の症例にも数多く対応していますので、お気軽にお問合せください。

そして歯列矯正に興味がある方、気になっている方はぜひ一度梅田キュア矯正歯科の無料カウンセリングにお越しください。梅田キュア矯正歯科では、患者さまの悩みに寄り添いながら、お一人お一人に合った治療方法を提案させていただきます。無料カウンセリングはWEBまたはお電話にてご予約お承りしております★☆
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