メニュー

ブログBlog

投稿日:2024/01/30

歯科矯正をより効果的にするゴムかけとは

「きれいな仕上がりにしたい」「治療期間ができるだけ短い方がいい」こんな思いはありませんか?
矯正用のゴムには、効果的に矯正治療を行うために、サポートする役割があります。小さなゴムですが、大切な矯正力をかけるために大切なパーツです。このゴムかけをスムーズにすることで、歯並びの仕上がりに差が出てしまうことも。そこで今回は歯科矯正をより効果的にする「ゴムかけ」について詳しくご紹介します。


矯正のゴムかけの4つの効果とは

1 歯の動きを微調整する

ゴムかけを行うと、口を閉じたり開けたりする時に力が加わり、その弾性力を利用して歯の細かい動きをアシストします。矯正装置でも歯に力をかけながら歯を動かしていきますが、ゴムかけが細かい歯の動きを得意としています。特に微調整を行う時に効果的です。ゴムかけは毎日患者さま自身で行ってもらうため、通院した時に「ゴムをかける場所」を確認しましょう。歯並びに応じて、ゴムをかける場所が変わることもあります。間違った場所にかけてしまうと、治療計画と違う力が加わってしまうため、ゴムのかけ方と場所はきちんと把握しましょう。

2 噛み合わせの改善に効果的

矯正装置は上下別れてそれぞれの歯を動かしています。歯列がきれいに整っても、噛み合わせのバランスが整っていない時にゴムかけで噛み合わせのバランスを調整していきます。そうすることで、上下の噛み合わせの改善に効果的です。

3 治療期間の短縮

矯正装置だけでなく部分的な力を加えるため、矯正治療をスムーズに行うことができます。ゴムかけをすることで、歯の動きが促進されて治療期間の短縮効果が見込めます。

4 口の閉じ方の改善効果

歯並びの不正が原因で口が閉じにくく、口呼吸になっている場合があります。口呼吸を続けていると、口周りの筋力が低下するため、お口がぽかんと開きやすくなります。見た目も良くないですし、口呼吸をしているとさまざまなデメリットがあります。

唾液には、汚れが洗い流す効果がありますが、お口の中が乾燥しやすくなるため、むし歯や歯周病、口臭のリスクが高くなります。また、鼻で呼吸している場合には、鼻毛がフィルターの役割をしていますが、口呼吸ではその役割をする部分がないため、ウイルスや細菌をダイレクトに吸い込んでしまいます。口呼吸は改善した方がよい「くせ」ですが、出っ歯や受け口が原因で口が閉じにくい場合もあります。
ゴムかけをして、歯並びの改善や口周りに筋力がつくことで口の閉じ方の改善効果が見込めます。

ゴムかけをする時に気をつける4つのポイント

1 交換が必要

ゴムは劣化すると、歯にかかる力が弱くなります。患者さまの歯並びに応じて、どの程度ゴムかけをするか指示がありますが、歯磨きの時は磨きにくいので、取り外して磨きましょう。就寝中はお口の中の細菌が増えやすいタイミングです。寝る前に歯磨きをした後、新しいゴムに変えると清潔に保ちやすくなり、おすすめです。

2 ゴムを交換する時は両方同時のタイミング

左右どちらかだけ交換してしまうと、歯にかかる力のバランスが変わってしまうため、同じタイミングで両方交換しましょう。例えば、片方切れてしまった場合など、その部分だけ交換するのではなく、左右両方新しいゴムに交換する必要があります。

3 どのくらいの時間ゴムかけをするの?

ゴムかけは、歯磨きの時以外時間装着しましょう。かけ忘れしないように、つける習慣をつけましょう。最低でも20時間以上の装着が必要と考えられています。
ゴムかけをさぼってしまうと、治療計画通りに歯が動かず、治療期間が延びることもあるため、注意が必要です。

4 ゴムは持ち歩きましょう

大きく口を開けたタイミングなどでゴムが切れてしまう場合もあります。ゴムを持っていないと、その間つけることができないため、学校や職場など外出する際にもゴムは必ず持つようにしましょう。

ゴムかけの3つの方法

ゴムかけにも、歯並びに応じていくつか方法がありますので、ご紹介します。

2級ゴム

主に「出っ歯」のケースにこのゴムかけをすることが多くなります。ゴムは、上あごの前歯に近い部分から奥歯にかけて、上の前歯が後方に移動するようにサポートします。

ゴムのかけ方のポイント

・下あごのゴムをかけやすいように、少し前にスライドした状態でゴムかけを行います。
・上あごを最初にかけて、下あごにゴムかけを行います。

3級ゴム

主に下あごが前に出ている「受け口」の場合に行います。ゴムは、下あごの前歯の部分から上あごの奥歯の方にかけて、下の前歯が後方に移動するようにサポートします。

ゴムのかけ方のポイント

・2級ゴムとは反対に、下あごを少し奥歯にスライドさせた状態でゴムかけを行います。
・下あごから最初にかけて、上あごにゴムかけを行います。

垂直ゴム

主に、奥歯でかみ合わせているのに、前歯が噛み合っていない「開咬」の場合にこのゴムかけをすることが多くなります。前歯が噛み合っていない状態なので、噛み合わせるように上下に垂直方向の力を加えます。

ゴムのかけ方のポイント

・垂直の力上下のゴムかけの場所が合っているか確認しましょう。
・上あごから下にかけるようにすると、スムーズにかけやすくなります。

ゴムかけに痛みはあるの?

ゴムかけも装置と同様に力が加わっているため、引っ張られる感じがある場合がありますが、強い痛みを感じることが少ないです。新しい装置になって、歯が移動している時は敏感になっているタイミングなので、それほど強い力が加わっていなくても、違和感をおぼえやすくなります。また、頬などの粘膜について、すれた感じが痛みにつながることもあります。どちらも持続的に続く痛みではなく、一時的な痛みのことが多いため、2~3日程度で落ち着くでしょう。

痛みが持続的に続く場合

ゴムかけ以外に痛みが発生している原因があることが考えられます。1週間程度経過しても痛みが持続的に続く場合には、一度クリニックに相談してみましょう。

ゴムかけを怠ってしまうと…?

治療期間が長くなってしまう

歯を動かすための、力がかからないため、予定している治療期間より長引いてしまうことがあります。そうすると、調整料などの費用が加算されるため、費用が高くなってしまう場合もあります。

後戻りしやすくなってしまう

矯正で微調整をしながら、理想的な歯並びになるように矯正力をかけていきますが、ゴムかけをしないと、歯が動きやすくなってしまい、後戻りの原因につながってしまう場合があります。
矯正は、歯を動かす「矯正期間」と整った歯並びが維持できるようにするための「保定期間」があります。矯正期間と同じくらいの期間、保定期間が必要とされており、この期間に正しい力をかけることで矯正の仕上がりに差が出てきます。

仕上がりに影響がある

噛み合わせの微調整など、見た目には分かりにくい部分でも、細かく微調整することが大切です。噛み合わせのバランスが崩れていると、後戻りの原因になったり、あごの関節に負担をかけてしまったりするなどデメリットがあります。

【まとめ】

矯正の中で、矯正装置だけでなく、ゴムかけも矯正力をかけるために大切なアシストをしています。毎日ゴムかけすることで、噛み合わせのバランスを整えたり、細かい歯の調整をしたりすることが可能です。当院では、患者さまがゴムかけがしやすいように、ゴムかけの方法や場所を詳しくお話しますので、ご安心ください。また、ゴムかけで気になることや不安なことがありましたら、お気軽にご相談ください。

そして歯列矯正に興味がある方、気になっている方はぜひ一度梅田キュア矯正歯科の無料カウンセリングにお越しください。梅田キュア矯正歯科では、患者さまの悩みに寄り添いながら、お一人お一人に合った治療方法を提案させていただきます。無料カウンセリングはWEBまたはお電話にてご予約お承りしております♪♪
心よりご来院お待ちしております!!

« »

カウンセリングのご予約
・各種お問い合わせは

WEBからのご予約はこちら お電話でのお問い合わせ・ご予約・無料カウンセリングはフリーダイヤル0120-067-600

ご予約・カウンセリングの
お申し込みはこちら

※現在感染症対策のため
ご予約が取りづらくなっております。

WEBフォームからお申し込み 電話でお申し込み フリーダイヤル0120-067-600
閉じる