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投稿日:2023/12/11

受け口を悪化させないための対策はある?

受け口は、下の前歯が出ていて、特徴的な見た目なので気になる方も多いのではないでしょうか。受け口のなった原因が悪習癖の場合には、そのまま継続していると受け口が悪化する可能性があります。そのため、受け口の原因になる悪習癖を改善して、それ以上悪化させないようにすることが大切です。そこで今回は、受け口を悪化させないための対策についてご紹介します。


受け口とは

受け口は、下の歯が上の歯より前に出ている状態のことを指します。かみ合わせが反対になっているため、「反対咬合(はんたいこうごう)」ともいわれます。受け口は、あごの骨のアンバランスが原因の「骨格性の受け口」と歯並びの不正が原因の「歯並びの乱れ」の2つの原因があります。

骨格性の受け口

骨格性の受け口は、遺伝などの可能性が高くなります。生まれつきの場合が多く、小さな頃に改善した方がよい状態です。顎が成長途中であれば、顎の成長のバランスを整えながら、歯並びの状態も正しい位置に促すことができます。

歯並びの乱れが原因の受け口

歯並びの乱れが原因の受け口は、歯の大きさなどの遺伝的な要因もありますが、日常の生活習慣の悪習癖が原因になっている可能性があります。頬杖、唇をかむくせ、口呼吸、舌を歯で押すくせなどが悪習癖になります。

・頬杖

デスク作業などをしている時に、無意識に頬杖をついていることも少なくありません。日常的にめずらしいくせではないのですが、一方から力がかかり続けてしまうため、歯並びの不正につながってしまいます。
頬杖をつく位置によっては、受け口など下顎が前に出てしまうことも。顎に負担がかかりやすく、顎関節症のリスクも高まります。頬杖は意識すると、改善しやすい悪習癖です。姿勢も悪くなりますので、頬杖を改善して、よい姿勢を保ちましょう。

・舌のくせ

舌の位置は、上あごの少し出ている部分についていることが正しいのですが、歯並びの不正や口呼吸などで舌が下がってしまう場合があります。そうすると、無意識に歯を押してしまい、歯並びが悪くなってしまうことがあります。意識的に舌をつけるように心がけてみましょう。
今まで舌を上につけていない方は、舌の筋力が低下しているケースもあります。舌のトレーニングする方法もありますので、試してみてくださいね。

舌トレーニング

正しい舌の位置を覚えるトレーニング上顎の少し出ている部分に舌をつける練習をしましょう。はじめは鏡を見て確認することをおすすめします。この時、前歯を押してしまうと歯並びが悪くなってしまうことがあるため、前歯につかないように気をつけましょう。また、舌が丸まらないようにすることも大切で、舌が丸まっている場合には、口を大きく開けて練習しましょう。

舌の筋力をつけるトレーニング(ポッピング)

舌を上顎に吸い付けて、ポンっと音が鳴るように舌うちをします。この時、舌は正しい位置につけることが大切です。また、しっかり吸い付けてから離すようにして、舌の筋力をトレーニングしましょう。このトレーニングは、舌を正しい位置につけることと食べ物を正しく飲み込むための舌の筋力トレーニングです。

・爪噛み

ストレスがかかった時などに無意識に爪を噛むくせがある場合があります。前歯に力がかかってしまうため、頻繁に行っていると、歯並びが悪くなってしまうことがあります。また、強い力は歯のも負担がかける場合があり、歯がすり減ったりすることも。

・口呼吸

鼻呼吸ではなく、口で呼吸する口呼吸はさまざまなデメリットがあります。お口の中が乾燥するため、唾液の働きが弱くなってしまい、細菌が増殖しやすくなってしまいます。そうすると、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。また、鼻呼吸の場合には、鼻毛がフィルターの役割をしています。

しかし、口呼吸の場合には、細菌やウイルスをダイレクトに吸い込んでしまい、感染症のリスクを高めてしまいます。さらに、口がぽかんと開いているので、口周りの筋力が衰えてしまい、歯並びが悪くなってしまうこともあります。歯並びは、唇の圧がかかってバランスを保っているのですが、口呼吸をしていると、その圧がかからないため、出っ歯や受け口の原因になってしまいます。

口呼吸の原因
慢性鼻炎

鼻がつまっている状態が続くと、鼻呼吸がしにくく口呼吸になっている可能性があります。耳鼻科を受診して、鼻がつまっている原因を治療しましょう。

不正な歯並び

出っ歯や受け口など歯並びが悪いと口が閉じにくくなります。
そうすると、歯並びが悪いことによって口呼吸になってしまうことがあります。
不正な歯並びは、そのまま放置しても自然に治ることはほとんどありません。矯正治療をして、歯並びを整えましょう。

・指しゃぶり

小さなお子さんの場合、指しゃぶりが気持ちを安定させると考えられているため、無理にやめさせる必要はありません。ただし、3歳を過ぎても習慣的に指しゃぶりが続くと出っ歯や前歯がかみ合わない「開咬(かいこう)」につながってしまう可能性があります。

4~5歳くらいまでにやめることが望ましいですが、お子さんのストレスにならないように、少しずつやめるように促していきましょう。ご家族の方が伝えても指しゃぶりが続く場合には、歯科医院などで伝えてもらうと、止められるお子さんもいます。
指しゃぶりが気になっていて、なかなかやめられないお子さんがいらっしゃる親御さんは一度専門家に相談してみることをおすすめします。これらの悪習癖はできるだけ早めに改善することが大切です。受け口につながるだけでなく、さらに悪化させる可能性があります。
慢性鼻炎や歯並びの不正による口呼吸はご自身で改善することが難しくなります。慢性鼻炎は耳鼻科を受診して、不正な歯並びは矯正治療で治療をしましょう。また、口周りの筋力が低下している場合には舌のトレーニングが効果的です。ご自分でやり方が分かりにくい場合には、歯科医院を受診して舌のトレーニングをするとよいでしょう。

歯並びを整える矯正方法の種類

外科矯正

骨格性の受け口の場合には、矯正治療だけでは治療が難しい場合があります。その場合には、外科矯正が検討されます。外科的な矯正治療の場合には、外科手術前に術前矯正をして、外科手術、その後に術後矯正という流れになります。

ワイヤー矯正

従来から広く行われているスタンダードな治療法で、歯の表面にブラケットという装置をつけて、ワイヤーを通し、適切な力をかけて歯を動かす方法です。以前は金属の装置のイメージが強いワイヤー矯正ですが、装置が日々進化しており、透明や白の審美ブラケットや審美ワイヤーが選択できます。矯正中の見た目が、金属の装置に比べて分かりにくい特徴があります。
さらに矯正中の見た目が気になる方は、裏側に装置をつける裏側矯正もあります。歯の裏側に装置をつけるため、矯正装置がほとんど分かりにくく、矯正中の見た目が気になってしまう方におすすめの方法です。

マウスピース矯正

患者さまのお口にぴったり合ったマウスピースを製作して、段階的に形の違うマウスピースに交換することで、少しずつ歯を動かす方法です。透明のマウスピースを使用するため、見た目が分かりにくい特徴があります。また、ぴったり合ったマウスピースを装着するため、ワイヤー矯正に比べて痛みが出にくいといわれています。

【まとめ】

生活習慣が原因の受け口は、早めのその悪習癖を改善することが大切です。頬杖、爪かみは比較的意識することで改善されやすい悪習癖です。一方、口呼吸、舌のくせは口が閉じにくい、歯列の幅が狭いとご自身で止めることが難しい場合があります。悪習癖を改善したい方や歯並びの改善をしたい方、歯列矯正に興味がある方、気になっている方はぜひ一度梅田キュア矯正歯科の無料カウンセリングにお越しください。梅田キュア矯正歯科では、患者さまの悩みに寄り添いながら、お一人お一人に合った治療方法を提案させていただきます。無料カウンセリングはWEBまたはお電話にてご予約お承りしております(^o^)ご来院心よりお待ちしております!!

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