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投稿日:2024/04/24

受け口の施術で全身麻酔をする場合が あるの?

受け口の状態や原因によっては、一般的な矯正治療のみでは対応できないことがあり、外科手術が必要になることも珍しくありません。こちらのページでは、受け口を治すために全身麻酔をする際のメリットやリスクなども含めて分かりやすくまとめました。治療をご検討中の方はぜひご参考ください。


受け口の原因によっては全身麻酔が必要


受け口の原因は一つではありません。遺伝をはじめ噛み合わせの異常、長期間の指しゃぶりや舌を前に出すといった幼いころの口周りの癖でもリスクが高くなることが分かっています。原因によっては矯正治療に追加して外科手術が必要になることもあり、その際に全身麻酔を行うケースも少なくありません。

受け口の主な原因は「歯」と「骨格」の2つに分けられる


前歯が傾いて受け口になっているケースは、矯正治療のみで改善が可能です。口周りの癖の放置はこのタイプの受け口になる可能性が高く、いくら矯正治療を行って歯並びを整えても癖が残っていれば後戻りしやすいため、注意しなくてはいけません。顎骨全体が前に出て受け口に見えるケースは、骨格に問題があるため外科手術が必要です。遺伝の要素は大きいですが、幼いころの食生活が原因で顎骨がうまく成長せずに上下のバランスが崩れる場合もあります。受け口の原因が「歯」と「骨格」のどちらにあるのかを明確にするには、歯科医院での精密検査が必要です。原因によって治療法は大きく異なるため、気になる方はぜひご検討ください。

全身麻酔をして受け口を治すメリット

受け口を外科手術で治す場合、全身麻酔が必要になることがあります。歯並びを治すために手術を行うことはハードルが高いと感じるかもしれませんが、このやり方だからこそ得られるメリットが存在します。

上下顎のバランスがきれいに整う


上下顎のバランスは、顎骨の成長期である6〜12歳であれば小児矯正のみで調整が可能です。12歳以降は顎骨の成長が止まってしまうため、外科手術で対応しなくてはいけません。顎骨のバランスが崩れていると、噛み合わせやお顔の印象に大きく影響します。とくに噛み合わせの問題は、顎関節症につながりやすいため注意が必要です。顎関節症は一度発症すると治るまでに時間がかかるだけでなく、食事やお手入れ、歯科治療もしにくくなり、心身の負担が大きくなる傾向にあります。

仕上がりが理想どおりになりやすい


一般的な矯正治療は「歯」を動かすことしかできず、骨格の問題が残ってしまいます。とくに受け口で下顎全体が大きく前方にでている「しゃくれ」のケースでは、無理に下顎の前歯を内側に倒してしまうと、余計にしゃくれて見えるため注意が必要です。外科手術をすることでお顔の印象を大きく変えることができ、より理想どおりに仕上がります。

条件をクリアしている場合は保険が適用される

顎変形症と診断されて、治療に外科手術が必要と認められて矯正治療と併用される場合に保険適用となります。受け口のケースでは主にセットバック法(下顎骨切り術)が行われますが、保険が適用される場合は50万円~65万円程度(手術費用、入院費用、矯正費用を含む)、保険が適応されないケースだと140万円~400万円程度かかります。

全身麻酔をして受け口を治すリスクはあるの?

全身麻酔をして受け口を治す場合のリスクやデメリットとして、以下の点が考えらえます。

1週間程度の入院が必要


手術を行うため、1週間程度の入院が必要です。退院してもすぐに今までどおりに過ごせるわけではなく、顎に強いダメージが伝わらないように食事や運動にも一時的な制限があります。

トータルの治療期間が4~5年と長め


術前や術後に一般的な矯正治療を行うケースが多く、入院期間などを含めるとトータルで
4〜5年ほどかかります。矯正治療のみを行うケースよりも治療期間が長く、途中から転院する場合も矯正治療のみのケースとでは「しやすさ」が異なります。転職や引っ越しの予定がある方にはあまりおすすめできません。

手術中のしびれ、手術後の痛み・腫れ


手術中に神経を損傷するとしびれが残る可能性があり、医療行為であることから100%防げるとは断言できません。当院では、リスクが最小限になるよう丁寧に精密検査を行い、治療計画を立案後に手術を行っています。術後3〜4週間は痛みや腫れがでやすいため、落ち着くまでは安静にする必要があります。

普通の食事がとれるようになるまで数か月かかる


術後2週間程度は鼻から流動食をとる必要があります。退院後も通常の食事に戻るまで数か月かかりますので、事前に計画を立てておくといいでしょう。

外科手術をする場合の治療の流れ

受け口を治すために外科手術が必要になった場合、手術の前後に矯正治療を行います。一般的な流れは以下のとおりです。

カウンセリング


どのような症例でもまず行うのがカウンセリングです。今の歯並びで悩んでいることや不安、生活をするうえでどんな不自由があるかなどをヒアリングし、考えられる治療法をお伝えします。

精密検査・診断


適切な治療法をみつけるための精密検査を行います。検査結果をもとに顎変形症であることが明確になった場合は、手術の流れや内容、費用、期間などをくわしく説明します。

術前の矯正治療


術後に顎骨の位置を固定できるよう、ある程度歯並びを整えておく必要があり、そのための矯正治療を行います。ワイヤー矯正が一般的です。

入院・手術


入院前に全身麻酔をするための血液検査・尿検査・胸部X線検査などをして、結果に問題がなければ予定どおり手術を行います。受け口の場合は、基本的にセットバック法(下顎骨切り術)が選択されます。

術後の矯正治療


顎骨や歯ぐきの状態が回復したら、ワイヤー矯正で噛み合わせや歯並びの微調整を行います。

経過観察


顎骨や歯の後戻りを防止するために一定期間リテーナーを使用してもらいます。定期メンテナンスでは、後戻りのチェック、歯のクリーニング、ブラッシング指導などを行います。トラブルの早期発見につながるため、問題がないと感じていてもかならず受けるようにしましょう。

受け口を治す外科手術以外の治療法

受け口の原因が「歯」にある場合は、以下の治療法が選択可能です。歯並びの状態によっては選択できないものもありますので、まずは一度ご相談ください。

ワイヤー矯正


歯の表面にブラケットとよばれる装置をつけてワイヤーをとおす方法です。歯を1本1本固定するため計画どおりに動かしやすく、重度や抜歯が必要な症例でも対応できます。

マウスピース矯正


透明なマウスピース型の装置を使用する方法です。取り外しが可能で、定期的に装置を変えることで歯が動きます。

セラミック矯正

セラミックの被せ物を入れて歯並びを整える方法です。一般的な矯正治療よりも治療期間が短く、形だけでなく色も同時に変えられるため便利ですが、歯を大きく削る必要があります。

受け口を安全かつきれいに治したい方は当院までご相談を

受け口の原因が骨格の場合、全身麻酔をして外科手術をすることがあります。外科手術が怖いという方は少なくありませんが、外科手術が必要なケースを無理に矯正治療のみですすめると、印象が余計に悪くなる可能性があるため注意が必要です。売上を上げるために「どんな症例も矯正治療のみで治せる」とうたっている歯科医院も存在しますので、気をつけましょう。精密検査を丁寧に行い、かつ原因や適切な治療法を正しく説明してくれる歯科医院を見つけることが大切です。費用だけでなく歯科医院の実績や実際に使用している器具、機材などもチェックするといいでしょう。

そして、歯列矯正に興味がある方、気になっている方もぜひ一度梅田キュア矯正歯科の無料カウンセリングにお越しください。梅田キュア矯正歯科では、患者さまの悩みに寄り添いながら、お一人お一人に合った治療方法を提案させていただきます。無料カウンセリングはWEBまたはお電話にてご予約お承りしております(`・ω・´)ゞ
心よりご来院お待ちしております!!

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