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マウスピースの匂いが悪化する原因


マウスピース矯正

マウスピースの匂いが悪化する原因


突然ですがみなさん。匂いには敏感な方ですか?私は歯科に携わり20年が過ぎましたが、歯周病の匂いがわかるようになってしまいました。信じられないかもしれませんが、会話していると大丈夫かな、歯医者にはかかっているのだろうか、と心配になってしまいます。私以外にも職業によって匂いで判断区別が出来ちゃう方がいるかもしれませんね。今日は、そんな匂いについてお話させていただきたいと思います。中でも、矯正治療では主流になってきたマウスピースの匂いについて詳しく探っていきたいと思いますので、参考にしていただけたらと思います。

矯正用マウスピースって?


矯正治療と聞くと、歯にボタンのようなものが付いていてワイヤーが通っている装置が思い浮かぶと思います。しかし、最近では目立ちにくく取り外し可能なマウスピース矯正が普及し、数あるマウスピースの中でもインビザラインがよく使われます。インビザラインとはマウスピースの商品名であり、1997年にアメリカのアライン社によって発明され2000年代に入り急速に普及し始めたのです。そして、現在100カ国以上の国で使用され、800万人以上の方が治療を受けていると言われています。期間をかけてゆっくり動かすことで、痛みも少なく手軽に着脱できることがメリットです。
ただし、自己管理のため紛失の可能性がありますのでその点は十分気をつけていただく必要があります。材質は透明なプラスチックで作られていて、緩衝材や断熱材、衣料品などにも使われているポリウレタンが使用されています。自分の歯型にあったマウスピースを作成し、1日20〜22時間は装着して歯を動かしていきます。毎日少しずつ動かすので効果が分かりにくいですが、マウスピース治療に適用する歯並びであれば効果が期待できます。

マウスピースの扱い方


当然のことながら、矯正用マウスピースは口の中に入れて使用する装置です。さらに、矯正用となると1日に20時間以上の装着が必要となるため、それなりの汚れや細菌が付着します。ご存じの方も多いと思いますが、口の中はとても不潔な場所です。虫歯の原因菌であるミュータンス菌をはじめ、カンジダ菌や黄色ブドウ球菌、肺炎桿菌やインフルエンザ菌など300〜700種類の細菌が生息しているといわれています。数にするとおよそ1000〜2000億個、歯を毎日磨かない人にはもっとたくさんの細菌がいることになります。ご想像できるように、このような環境下にマウスピースをおくことは細菌の付着を免れることができないわけです。
そのため、毎日使うマウスピースを清潔に保つ必要があります。マウスピースの清掃を怠ると細菌がマウスピースに蓄積し、口臭やマウスピース自体の寿命を縮める原因になります。毎日正しい手順で清掃する必要があります。

①水かぬるま湯でマウスピース全体についた唾液や汚れをしっかり洗い流します。
②マウスピースに傷をつけないため、やわらかい歯ブラシか入れ歯用ブラシを使って優しくこすります。このとき歯磨き粉は使わないようにしましょう。
③マウスピース専用の洗浄剤に浸ける。製品により多少異なりますが表記に従って洗浄液を作った後、5分〜30分浸けるのが理想とされています。

匂いの原因は何??


細菌は目に見えてわかるものではないので、洗浄しても効果があったのか分かりずらいと感じると思います。ただ、洗浄しても気になってしまうことのひとつに匂いがあります。マウスピースを使用していない方でも、口臭が気になる方は多くいらっしゃいます。しっかり歯を磨き、定期的に掃除をしてもらっていても孫に匂いを指摘されたと来院されるご年配の方もよくお見かけします。最近では「息さわやか外来」ができるほど、匂いを気にしている方が増えてきていることが分かります。そもそも、口の中の匂いの原因は何なのか。少しでも軽減させる方法はあるのか探っていきたいと思います。まず、口臭の80%は口の中に原因があります。さらにそのうちの60%が舌の上にたまる汚れ「舌苔」であるとされています。舌苔は、細菌や細胞の死骸などが混ざり合って、皮膚の垢と同じように舌の上に蓄積します。特に歯磨きが不十分な場合に発生しやすく、生活習慣の乱れによっても促進されます。歯ブラシと合わせて、舌専用ブラシを使い日頃からお手入れすると良いでしょう。
また、アルコールの摂り過ぎや喫煙によって唾液量が減ると、細菌が繁殖しやすく舌苔の増加に繋がることがわかっています。他にも歯周病や消化器系が原因で口臭がすると言われています。歯周病は、通常1〜2mmの深さがあるポケットが4mm以上の深い歯周ポケットになり、いわば歯周病菌の住みかを作ることで悪化していきます。
また、逆流性食道炎や胃炎・十二指腸潰瘍や胃がんなどによって口臭が起こる場合もあるため、口の中の原因を改善しても気になる場合は内科受診をしてみるのも良いでしょう。

マウスピースの匂いを減らすには

匂いの原因がわかったところで、マウスピースが匂ってしまう原因についてみていきます。食事中は外し、歯みがきをして洗浄もしているのに匂いが残ってしまう。とお悩みの方もいると思います。自分が装着したものだとわかっていても、嫌な匂いのものを口に入れるのはいい気分ではありません。マウスピースの匂いが悪化する原因を知り、是非今日から実践してみてください。

①洗浄不足


マウスピースはポリウレタンというプラスチックでできていて、匂いが残りやすい特徴があります。また、矯正用マウスピースとなれば長時間の装着が必要となるため、洗浄が不十分であると細菌が繁殖しやすく匂いが残りの原因になります。外すたびに水洗いを行ったり、正しく洗浄剤を使うなどして常に清潔に保つことが必要になります。

②強く洗いすぎる

マウスピースはプラスチックなので強すぎるゴシゴシ洗いは逆効果になります。やわらかい歯ブラシや入れ歯専用ブラシを使って、毛先だけを使うイメージで優しく汚れを落とすようにこすってください。その際、歯磨き粉を使用することは避けるようにしましょう。歯磨き粉には歯の着色を防ぐための研磨剤が入っています。それによって目には見えない細かい傷がマウスピースの表面にでき、細菌の住みかをつくってしまい匂い悪化の原因になります。

③歯石沈着


歯石は、歯垢が唾液中のカルシウムやリンと結びつき固まったものになり匂いの原因にもなります。マウスピースを装着している間はマウスピースも唾液と触れることになるため、歯石が付着することがあります。一度着いてしまった歯石を自分で取り除くことは難しいので、マウスピースの表面が白く濁っているようであれば、歯科医院専用の洗浄剤や超音波洗浄ができるか相談してみると良いでしょう。

④磨き残し


口の中の清掃が不十分だと、それだけ細菌も増えてしまうためマウスピースの匂いも悪化します。歯についた食べかすの一部は、唾液の自浄作用によって流され除去されています。しかし、マウスピースをつけることによって作用が軽減し、口腔内が不潔になりやすくなります。定期的に歯科医に行って専門的ケアを受けたり、マウスピース装着前には念入りな清掃を行うように心がけましょう。

⑤喫煙


マウスピースをつけたまま喫煙すると、タバコに含まれるニコチンやタールがマウスピースに匂いを残すだけでなく、着色汚れも沈着させてしまいます。一度着いてしまった汚れを完全に除去するのは難しく、匂いが蓄積されてしまいます。マウスピースを外してからにするか、喫煙後の歯磨きを行うなどして予防しましょう。

まとめ

今回は矯正用マウスピースの匂いについて説明させていただきました。マウスピースの匂いを予防するには、細菌の繁殖をいかに増やさないようにするかが大切であることがわかっていただけたと思います。匂いを放置したままマウスピースを使い続けることは、歯周病や虫歯のリスクを高めたり口臭をきつくしてしまうことに繋がります。さらに、口内炎や口角炎など感染症やウイルス感染にもかかりやすくなってしまいます。目に見えない細菌こそ怖いものはありません。しっかりと対策を行って歯が徐々に整っていく喜びを感じていただきたいと思います。

そして、歯列矯正に興味がある方、気になっている方もぜひ一度梅田キュア矯正歯科の無料カウンセリングにお越しください。梅田キュア矯正歯科では、患者さまの悩みに寄り添いながら、お一人お一人に合った治療方法を提案させていただきます。無料カウンセリングはWEBまたはお電話にてご予約お承りしております(^。^)y-.。o○
心よりご来院お待ちしております!!

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