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投稿日:2024/04/02

軽度の受け口にはどのような矯正方法があるの?

受け口の程度によって、矯正治療の選択が変わるのをご存知でしたか?日本人で受け口になる人は全体の3~4%とも言われています。今回は、そんな受け口の程度の違いや、軽度の受け口の矯正方法について説明していきます。もちろん受け口の程度はレントゲン撮影など精密検査して判断しますが、ご自身でのセルフチェック方法も解説していますので「受け口かも?」と気になった方はぜひ確認してみてくださいね。


受け口とは


下の歯が上の歯より前に出ている状態を受け口といいます。正常な噛み合わせは上の歯が下の歯を少し覆っている状態をさすからです。また、上の歯が内側に傾いている、下の歯が前に出ているなど歯の歪みが原因で起きる受け口を「歯槽性下顎前突」上あごが小さい場合や、下あごが過剰に成長してしまったなど、あごの大きさが原因の受け口を「骨格性下顎前突」といいます。受け口を放置しておくと、本来とは逆の噛み合わせになるので噛み合わせや顎の関節に異常をきたしたり、うまく発音できなかったりと日常生活に支障をきたすこともあります。したがって放置せず一度歯科医院で矯正治療の相談をするといいでしょう。

受け口になる原因は?

受け口になるにはさまざまな原因があります。受け口の原因が遺伝的要素が強くない場合、ご自身で意識するだけでも予防できる可能性もありますので、お子さんの受け口が気になる方やこれから矯正治療を考えている方も悪くならないように意識するといいかもしれません。それぞれの受け口の原因について説明していきます。

遺伝


遺伝により受け口になることがあります。
親のあごの大きさや骨格、歯の大きさは遺伝しやすく受け口の要因となりやすいからです。ご自身がまたは両親が、上あごが小さかったり下あごが大きかったりするケースや歯の傾きによる受け口だった場合は遺伝する可能性も考えておくといいでしょう。

あごの発達不足

あごの成長段階で上あごが発達不足であったり下あごが発達しすぎてしまうと受け口になってしまいます。上あごの成長は10歳までで完了し、下あごの成長は16歳ごろまで続きます。成長期にあごの成長をコントロールしなければあごの大きさに差がでてしまうのです。例えば、やわらかい物ばかり食べるのではなく歯ごたえのある物も食べるようにしてあごの成長を促しましょう。また、あごが成長段階であれば装置などを使用することで、あごの成長を促したり抑制したりすることが可能です。

受け口になるような悪習癖


受け口になるような習慣や癖があると症状を加速させてしまうでしょう。幼いころの指しゃぶりや下あごをわざと出したりする癖が下あごの成長を促してしまうためです。また、口呼吸や舌の位置によっても上あごの成長が促されず、下あごとのバランスが悪くなってしまい受け口になってしまうこともあります。お子さんで上記のような悪習癖がある子は改善するだけでも受け口の進行を抑えられるかもしれません、気付いたときに止めるようにすすめるといいでしょう。

軽度の受け口とは?受け口の3つの程度について

軽度の受け口とはどの程度のことを指すのでしょうか。歯の傾きやあごの大きさの程度によって受け口になりますが、受け口の症状は人ぞれぞれによって異なります。ここでは受け口の3つの程度の違いについて説明していきます。

軽度の受け口

軽度の受け口は上下の歯が一部だけ逆になって被さっているなど、歯が原因の受け口をいいます。軽度の受け口はくちびるを閉じた状態だとほとんど受け口だと気付かれません。発音や噛み合わせへの影響も少ないため受け口だと自覚される方も少ないでしょう。

中度の受け口

歯に問題があり、上の歯と下の歯とのあいだに少しすき間があると中度の受け口になります。上と下の前歯が噛んでいないため奥歯に負担がかかり、すき間があるため音が抜けたような発音になってしまいます。口を閉じることはできますが、横から見ると下あごが出ているため受け口と判断することが可能といえるでしょう。

重度の受け口

重度の受け口は骨格に問題があることが多く、下あご全体が前に出ている状態です。見た目はもちろんですが、発音も不明瞭になりコンプレックスを持つ方も少なくありません。また重度の受け口だと口を閉じられないこともあります。軽度・中度の受け口であれば矯正治療のみで治療が完了することがほとんどですが、重度の受け口は外科的手術を必要とするケースが多くなるでしょう。

軽度の受け口の矯正治療3つ

軽度の受け口で適応される矯正治療は以下の3つです。

● ワイヤー矯正

● マウスピース矯正

● 裏側矯正

歯がほんの少し逆さになっている程度であれば、部分的な矯正やマウスピース矯正が適応になる可能性があり、治療も短期間でできる可能性もあります。ほんの少しの受け口が気になっていたけど目立つ矯正をしてまでは…と思われていた方もよければ一度相談してくださいね。

それぞれ詳しく説明していきます。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は歯に装置を接着しワイヤーの力で歯を移動させるスタンダードな矯正治療です。

メリット

・取り外しができないためつけ忘れなどの心配がない
・部分的な矯正も可能
・装置の発注時間などを気にせずすぐ治療が開始できる

デメリット

・装置とワイヤーが歯の表にあるので目立つ
・多少の痛みが伴う
・取り外しができないため、ブラッシングにテクニックを要する

最近はプラスチックやセラミックなどの白く目立ちにくい装置もありますので、早く治療を開始したいけど装置が目立つのが嫌だと思う方はおっしゃってくださいね。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は取り外し可能なプラスチックのマウスピースを装着し歯を動かしていく矯正治療です。

メリット

・取り外し可能なのでブラッシングがしやすい
・部分的な矯正も可能
・装置が透明なので目立たない

デメリット

・マウスピースの装着し忘れ、紛失などで治療が遅れてしまう
・装置の作成に時間がかかる
・自己管理が必要になる

マウスピースが透明で目立たないというのが特徴ですが、1日20時間以上の装着が求められるため、きちんと自己管理できる方が望ましいでしょう。

裏側矯正

裏側矯正は歯の裏側に装置を接着して行う矯正治療になります。

メリット

・装置を裏側に接着するので目立たない
・ワイヤー矯正とほぼ同じ治療が可能

デメリット

・歯の裏側に装置があるため発音がしにくい
・ブラッシングにテクニックを要する

マウスピースだと装着をサボってしまいそう、でもワイヤーが目立つのが嫌だという方は裏側矯正を選択してもいいかもしれません。

軽度の受け口かどうかセルフチェックしてみよう


ご自身の受け口が軽度かそうでないのかセルフチェックをしてみましょう。軽度の受け口のセルフチェックには上下の前歯を合わせて噛むことができるかどうかがポイ
ントになります。すき間がある受け口や骨格性の受け口だと上下の前歯を合わせることが難しくなります。また横顔のEラインもチェックするポイントの1つです。受け口が中度・重度であれば上唇より内側にある下唇のEラインはできないでしょう。ただし前歯の切端で噛むことができても、あごが横にズレているなど別の問題があるケースは軽度とはいえないかもしれません。受け口の程度は歯科医院での精密検査を受けることをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は軽度の受け口とはどのような受け口なのかをはじめ、軽度の受け口にはどのような矯正治療があるのかについて説明しました。軽度の受け口であれば、ほぼご希望の矯正治療は可能といえるでしょう。ただし受け口になるような悪習癖をお持ちの方は矯正治療後の再発防止のために改善しておくことが必要です。ご自身の受け口がどの程度なのか、どの矯正治療が望ましいのか気になった方は一度当院にご相談くださいね。

そして、歯列矯正に興味がある方、気になっている方もぜひ一度梅田キュア矯正歯科の無料カウンセリングにお越しください。梅田キュア矯正歯科では、患者さまの悩みに寄り添いながら、お一人お一人に合った治療方法を提案させていただきます。無料カウンセリングはWEBまたはお電話にてご予約お承りしております٩( ”ω” )و
心よりご来院お待ちしております!!

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