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受け口は体にも悪影響が出ることがある?


見た目に大きな悪影響を及ぼす受け口。上下の噛み合わせが反対になることから、体にも悪影響が出ないか心配になる方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、「受け口は体にも悪影響が出ることがある?」について解説します。


受け口が体に与える3つの悪影響

受け口は、見た目の問題が注目されがちですが、実は体にも悪影響を及ぼす可能性があります。どのような悪影響を及ぼすのか、3つ見ていきましょう。

肩こり・頭痛

受け口は、上の歯よりも下の歯が前に出ており、噛み合わせが悪い状態です。噛み合わせが悪いと咀嚼筋のバランスが悪くなり、そこにつながる肩や頭の筋肉が緊張しやすくなるため、肩こり・頭痛が生じることがあります。

身体の歪み

上下左右の噛み合わせがずれると、体は無意識のうちに治そうと筋肉でバランスを取り、それに付随する骨を動かします。そのため、噛み合わせに問題があると、あごの筋肉のバランスが崩れ、そこにつながる首や頭の筋肉が緊張し、最終的に身体が歪んでいくのです。

消化不良

受け口の場合は、前歯で食べ物が噛み切れなかったり、奥歯で食べ物をすり潰したりすることが困難になります。そのため、食べ物が大きなまま胃腸に運ばれて、消化不良を引き起こしてしまうことも。また、よく噛んで食べられないことから早食いにつながることもあります。

受け口によるお口への悪影響

受け口による悪影響は、身体だけではありません。お口にも以下のような悪影響を及ぼします。

むし歯や歯周病になりやすい

受け口は、歯並びが乱れていることも多いです。歯と歯の間に食べかすが溜まりやすいだけでなく、磨き残しも多発しやすい傾向にあります。そのため、むし歯や歯周病のリスクが高まります。

咀嚼機能が低下する

受け口は上下の歯が反対になっているため、食べ物を噛むこと(咀嚼)が困難になることがあります。前のセクションでも解説したとおり、咀嚼機能の低下により、消化不良を引き起こしてしまう可能性があります。

発音が不明瞭になる

受け口の場合、サ行やタ行など発音が不明瞭になり、舌足らずな喋り方になることがあります。特に英語の発音は、舌や歯を使って音を出すため影響が出やすいです。

顎関節症を引き起こす

噛み合わせが悪いと、顎関節に負担がかかりやすいです。特に受け口の場合は、あごの骨がずれていることも多いため、口を開けたときに音がしたり、痛みを覚えたりする「顎関節症」を引き起こす可能性があります。

受け口はメンタル面にも悪影響が!

受け口にコンプレックスを持っていたり、からかわれていたりすると、メンタル面にも悪影響を及ぼす可能性があります。また、受け口により首の筋肉が緊張してしまうと、圧迫されて自律神経のコントロールがうまくいかなくなることも。それにより、不眠やイライラ感など、さまざまな不定愁訴が発症する可能性があります。

受け口は早期の治療が大切

受け口は、身体だけでなくお口やメンタル面にさまざまな悪影響を及ぼします。また、放置するとどんどん症状が悪化してしまう可能性があります。健康な生活を送るためにも、受け口の治療は重要な要素で、早期に治療することが大切なのです。当院では、受け口の治療を行っています。軽度~重度の症例まで対応しており、患者さま一人ひとりに合った適切な治療方法を提案します。受け口でお悩みの方は、ぜひ当院までお気軽にご相談下さい。